【寝屋川市】全国初!経営を専門的に学ぶ 「ねやがわ版 管理職養成課程」が7月31日スタート! 関西学院大学専門職大学院経営戦略研究科と連携協定を締結。

寝屋川市は、これからの管理職に求められる「寝屋川水準」の政策立案に必要な論理的思考力や発想力を有する職員を育成するため、2020年7月31日、昇任資格取得制度(ねやがわ版管理職養成課程)を開講します。
この制度を始めるに当たり、2020年7月30日、寝屋川市役所にて関西学院大学専門職大学院経営戦略研究科と連携協定を締結しました。

関西学院大学と連携関西学院大学専門職大学院 経営戦略研究科 佐竹隆幸科長と寝屋川市 広瀬慶輔市長

関西学院大

連携協定締結式に先立ち、広瀬慶輔寝屋川市長より「昨今は時代の変化のスピードが非常に早く、そんな中にあって、市民の皆さんのニーズに応える、市民に寄り添った政策を立案できる能力を有する職員を育てていきたいと思っております。これからの管理職に求められる能力を身に付けるには、市の内部だけではなく、外部の力を借りて「寝屋川水準」の政策立案に必要な論理的思考力や発想力を養成する必要があり、この度、ねやがわ版の管理職養成課程を開始するため、関西学院大学専門職大学院 経営戦略研究科と連携協定を結びます。」とあいさつがありました。

広瀬市長

これを受けて、関西学院大学専門職大学院 経営戦略研究科 佐竹隆幸科長からは、「最近、よく産学官連携と言いますが、市役所と経営戦略がどのように関係するのかと言いますと、経営学というのは、企業だけの話ではありません。
経営学とは、組織全般に役立つものであり、例えば病院や大学、NPOや役所であっても戦略として学ぶ必要があります。
経営資源として『人、モノ、金、情報』がありますけれど、それらをどのように有効に使っていかに組織を存続させていくかということが大切であります。
人が学ぶことによってどう情報を収集し、どう発信していくのか、そういったことが1番のポイントであり、組織の生き残りをかけて、経営戦略を学んでいくということです。」とのお話がありました。

広瀬市長

また、広瀬市長から「これまでの市役所の職員は採用されてから、約40年の間、寝屋川市から出ることなく粛々と実務をこなしていただいてましたが、団塊の世代の大量退職に伴い、職員の平均年齢が若くなった現在、ねやがわ版管理職養成課程は、31才から受講することができ、若手にチャンスがあります。民間からの中途採用の人材も、経営学、マーケティングなど、管理職に必要な能力を習得するための MBA コースに基づく修学課程で、キャリアデザインに応じたコースを選択し受講を修了すればコースに応じたキャリアパスにより早期に昇任することも可能になるというものです。」と説明がありました。

satakekacho

これまでは、課長・係長候補者試験に合格した者が昇任し、昇任後に研修の受講等により必要なスキルを身に付けていましたが、新制度により、キャリアパスや管理職に必要な能力の明確化、定められた水準の能力を有する者の管理職への任用が可能となります。

tamada
キャリアコース科目では、関西学院大学のキャンパスで、民間のビジネスパーソン、例えば、病院の院長であったり、弁護士、企業の社長との合同受講による交流により、ブレーンストーミングを行い、業務に対する視野・視点の拡大を図ります。
 専門職大学院等と連携し管理職の養成を行う過程は、他市では見られない取り組みで全国初のことです。

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昇任資格取得制度(ねやがわ版管理職養成課程)

1 目 的
(1) キャリアパスの整理
将来にわたり組織体制を円滑に循環させ、職員配置における役職・年齢構成のリバランスを行うため、役職ごとの年齢や在任期間の目安など、キャリアパスを明確にする。
(2) 管理職に必要な能力の養成の充実
管理職に必要な能力を明確に示し、その能力を身につけるため、一定期間をかけて講座を開催することで、管理職候補者の能力を公平に向上させる。
(3) 「昇任制度」と「管理職研修」の一本化
定められた水準の能力を有する者を管理職に任用するため、昇任制度と管理職研修を一本化し、管理職を計画的かつ継続的に育成する。
2 制度概要
・ 管理職に必要な能力を習得するための講座を実施し、各科目の単位を認定され、受講を修了した職員を、昇任資格取得者とします。
・ 2つの受講コースからキャリアデザインに応じたコースを選択し受講し ます。受講修了後、コースに応じたキャリアパスにより昇任します。
3 管理職に必要な能力・スキル
・ 経営資源を効率的にいかす思考力・判断力
・ 行政運営全般の全体像を捉える視点
・ 自らの頭で考え抜き、意思決定する力
・ 論理的思考、分析力、問題解決能力
・ 他人との関係性の構
4 受講コース
(1) キャリアコース(課長以上を目指すコース)
本市での自身のキャリア形成において、課長以上の役職を目指す方が対象 となるコースです。卒業後、副係長を1年間、係長を2所属以上で4~9年 間経験し、その後、2~3年間の課長代理を経て、課長に昇任します。
(2) 準キャリアコース(実務のリーダーを目指すコース)
本市での自身のキャリア形成において、実務のリーダーとして活躍するコ ースです。1年間で3科目を履修します。受講後、副係長を務め、勤務実績 等により係長・課長代理に昇任します。5 実施科目 (1科目あたり全 14 回の講義を開催 1回 90分)
(1) 各コース共通科目
1 経営学
2 マーケティング
3 イノベーション(新たな仕組みづくりとその普及)
(2) キャリアコース科目(令和3年度から実施)
1 イノベーティブ・シンキング(既存思考の枠の外側を考える方法)
2 システム・シンキング(統合的思考)
3 システム・デザイン演習(業務最適化のための制度設計)
4 論文演習
(寝屋川市役所企画3課より提供)
これらの管理職養成課程は、毎年15名程度の受講を予定していて、基本は希望を募るものの、部署からの推薦などもあり得るとのことでした。
今年度は初年度とあってキャリアコース20人、準キャリアコース8人が7月31日18時30分より受講を開始します。
希望する職員は聴講も可能ということです。
学費はこれまでから研修のために充てていた市の研修費の予算から出るとのことです。
公費で学び、深い知識と広い視野や人脈を得ることができ、MBAを取得後、昇進にもつながるこの制度はチャレンジする若手職員にとっては大変良い機会であり、役所の活性化につながることと思いますが、きちんとその成果を可視化して市民にフィードバックしていただくことを期待しています。

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