【寝屋川市】本気でいじめを抑え込む「いじめ対策サミット」開催！寝屋川市から全国へいじめ問題解決に向けたメッセージを発信 !

寝屋川市は、2022年12月3日に、いじめ問題に積極的に取り組む自治体の長を始め、教育関係者、学識経験者、いじめ被害者の家族が一堂に会し、いじめ問題に関するディスカッション・意見交流等を行う「いじめ対策サミット」を開催します。

寝屋川市提供

令和3年度の文部科学省の調査において、全国のいじめの認知件数が過去最多の61万件を超えた今、繰り返されるいじめ問題の解決に向けて、新たなアプローチの必要性が問われています。

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寝屋川市では、いじめ問題の解決に向けて、学校・教育委員会のみではなく、行政が初期段階から積極的に関与する「いじめゼロへの新アプローチ」を確立し、いじめを重大な人権問題として捉え、市長の権限と責任のもと、子どもたちが安心して学ぶことができる教育環境の実現に取り組んでおり、この手法は、多くの自治体や関係者から視察を受けるなど、全国的に注目されています。

いじめゼロへの新アプローチ

本気でいじめを抑え込むという思いから、いじめ問題を解決するため、教育的アプローチ・行政的アプローチ・法的アプローチの3段階アプローチを確立させ、それぞれの段階での役割を明確化した取組みです。

令和元年度は172件、令和2年度は169件、令和3年度には183件のいじめ事案に対応し、対応した全件でいじめの終結を確認しています。

寝屋川市提供

「新たないじめゼロへのアプローチの必要性」をテーマに掲げる今回のサミットには、全国的にいじめ問題として取り上げられ、現在も問題解決に取り組んでいる旭川市の今津寛介市長、いじめ被害者家族のサポートを行い、省庁等の意見交換・協議会に参加するなど全国的に活動しているNPO法人プロテクトチルドレン代表理事の森田志歩氏などが参加し、“本気でいじめを抑え込む”ため、教育的な指導によるいじめの解決だけでなく、市長部局としていじめ問題に取り組む役割・意義などについてディスカッションを行います。

寝屋川市提供

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また、四市長による「共同宣言」を実施し、寝屋川市から全国へ向けてメッセージを発信することで、繰り返される全国のいじめ問題の解決に一石を投じます。

いじめ対策サミット

◇日時:12月3日(土) 11:00~16:30(10:10開場)
◇場所:寝屋川市立市民会館(寝屋川市秦町41番1号)
◇ 参加費:無料
◇ 申込み:不要、当日直接
※ 席に限りがあるため、入場を制限する場合があります。
◇ 配信:オンライン配信及びアーカイブ配信の視聴方法については、後日、寝屋川市のホームページでお知らせがあります。
◇ その他:一時保育（11月25日(金)までに申込み）、手話通訳あり

【第1部(11:00~12:00)】教育関係者等によるパネルディスカッション
◇ テーマ:「いじめ問題に対する教育的アプローチのジレンマ」
◇ 出演者(経歴)

寝屋川市提供

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【第2部(14:00~15:40)】いじめ問題に取り組む市長の挑戦
(1) 寝屋川市長による取組発表
◇ テーマ:「“寝屋川モデル”いじめゼロに向けた新アプローチ」

広瀬慶輔市長

(2) いじめ問題に積極的に取り組む市長によるディスカッション
◇ テーマ:「新たないじめゼロへのアプローチの必要性」
◇ 出演者(市長就任時期、市の取組)
弁護士中村善彦氏(コーディネーター)

旭川市今津寛介市長
令和3年9月に旭川市長に就任。旭川のいじめ事案の真相解明に全力を尽くすとともに、寝屋川市等を参考に教育・行政・地域の連携による「旭川モデル」の構築に向けた取組を進めている。

可児市冨田成輝市長
平成22年11月に可児市長に就任し、現在4期目。平成24年10月、子どものいじめ防止に特化した条例を全国で初めて制定し、いじめ防止専門委員会を市長部局に常設した。専門家委員・相談員がいじめ相談や調査、対応の助言等を行うほか、啓発に取り組んでいる。

八尾市大松桂右市長
令和元年4月に八尾市長に就任。令和2年4月、市長直轄組織「いじめからこどもを守る課」を設置。弁護士資格を持つ職員や臨床心理士、教育職OBの他、ケースワーカーの経験のある職員等を配置。令和2年 10 月には、いじめからこどもを守る条例を制定し、保護者、市民及び関係機関等と連携を図り、いじめの防止、早期発見、対処及び解決に取り組んでいる。

寝屋川市広瀬慶輔市長
令和元年5月に寝屋川市長に就任。令和元年 10 月、市長部局に「監察課」を設置。弁護士資格を持つ職員やケースワーカーの経験のある職員を配置し、いじめの調査・対応を行っている。

【第3部(15:50~16:30)】いじめの被害者等による意見交流
◇ テーマ「いじめ問題の実態と解決に向けたアプローチ」
◇ 出演者
・いじめ被害者の家族・旭川市今津寛介市長・可児市冨田成輝市長・八尾市大松桂右市長
・寝屋川市広瀬慶輔市長
・ NPO 法人プロテクトチルドレン代表理事森田志歩氏
(コーディネーター)

※ 当日は、人権・平和・男女共同参画について、正しい理解と意識を深め、身近に感じる機会を提供するイベント「人として当たり前に生きる権利を考えるつどい」を同時開催します。(詳しくは別記事でお知らせします）