【寝屋川市】芥川賞作家ピース又吉直樹さんと直木賞作家門井慶喜さんが初のねやがわPR大使に就任!

2020年3月5日、芥川賞作家のピース又吉直樹さんと寝屋川市在住の直木賞作家・門井慶喜さんが寝屋川市で初めての「ねやがわPR大使」に就任しました。
委嘱状を手渡した広瀬慶輔市長から「又吉先生でいいですか?」と呼び名を尋ねられ、「又吉くん、とかで…」と返して笑わせました。
又吉寝屋川PR大使又吉さんは1980年6月、寝屋川市で生まれ、寝屋川市立啓明小学校時代にサッカーを始め、中学校は寝屋川市立第五中学校に通い、高校時代は関西の強豪である北陽高校サッカー部で活躍し、大阪府代表でインターハイにも出場しました。
その後、1999年に東京NSCに入り、お笑いの道を目指し、お笑いコンビピースの又吉としてお茶の間の人気者になりました。
又吉さんはPR大使になった抱負として「僕の父親は沖縄、母親は奄美大島の出身なのですが、地方から出てきた2人が寝屋川で結婚し、僕ら姉弟が生まれて、今も両親は寝屋川に住んでいます。僕が生まれ育った大好きな町なので、PR大使は光栄なことです。暮らしやすい町を目指したり、教育に力を入れたり、賛同できる部分があるので積極的にPRし、寝屋川の魅力を伝えていきたい」と語りました。又吉寝屋川PR大使
門井慶喜さんは、「僕は現在寝屋川市民ですが、子どもの頃を寝屋川で過ごしたわけではないので、このようなお話がいただけるとは意外でとても嬉しく思います。」と語り、歴史小説家として「寝屋川にはPRするような城が無い。しかし、城が無いということは、戦国時代より前から文化が栄えていたということ。」と歴史的な観点からも寝屋川市をPRしたいと話してくださいました。門井様高校卒業まで寝屋川市で暮らし、2015年に「火花」で第153回芥川賞を受賞した又吉さんは、寝屋川で過ごした時間が作品に与えている影響を問われると「エッセイに出てくる子ども時代の話はすべて寝屋川の思い出です。小学校の頃、淀川の河川敷を走っていたら、父が「煙の上に敵がおるんや」と言うので泣いたことや萱島駅から初めて電車に乗った時のドキドキしたこととか」と思い出話を語りました。
寝屋川市の魅力を問われると「やすともさん(海原やすよ・ともこ)や(FUJIWARAの)藤本さん、原西さんら、寝屋川出身の先輩と楽屋で寝屋川の話をよくします。藤本さんが寝屋川音頭をよく覚えてたり。中学の同じ学年から5人が芸人になったし。魅力ある個性的な方が多い町です」と人が面白い町だと語ってくれました。
ねやがわPR大使就任式
門井慶喜さんは、寝屋川市と作品の関りを聞かれると、直木賞受賞作の銀河鉄道の父」を挙げ、「長男が3歳の時に寝屋川市に住むようになり、子育ては寝屋川でしました。子どもが学校に上がった時に「門井」って呼び捨てで呼ばれるのを聞いて父として驚いたんですね。その時の気持ちを「銀河鉄道の父」の中の宮沢賢治の父政次郎の感情として表現しています。」と裏話を聞かせてくださいました。
ねやがわPR大使
新型コロナウイルスの流行で、市内の学校も休校に追い込まれていることから、子供に対するエールを求められた又吉さんは「本を読んでもらいたい。自分が書いているからというより、1人の読者として本は面白い。自分が言語化できない感覚を言葉として考えをまとめられたり、作品を読むことで事前に多くの人が躓づいていたことを知ったり、いろんな可能性を秘めていると思います。学校へ行けず、寂しい思いをしている人もいると思うけど、本を読んでると、普通の日常も楽しくなると思う」と同じくPR大使に就任した直木賞作家・門井慶喜さんとともに読書を勧めました。
さらに、又吉さんならではの暇な時間のつぶし方も披露。
「サッカーと文学が好きなので、近代文学作家でサッカーのフォーメーションを作ったりしますね」と明かし「太宰(治)と芥川(龍之介)をツートップにして。関係性を考えて、太宰と三島(由紀夫)は切り離して…。井伏鱒二を置いて全体のバランスを整えて。最後にテクニシャンの安部公房を置いて、泉鏡花を後半から投入して…。それをやってると時間経つのが早いですね」と畳みかけて、広瀬けいすけ市長、市職員、報道陣らを笑いに包みました。   門井慶喜、又吉直樹、広瀬慶輔
このPR大使の名刺を手渡されたお二人は、これからテレビやラジオで益々、寝屋川市の名を広めてくれること間違いなしですね。
又吉直樹(人間) 記者会見に先立ってアドバンスねやがわ1号館イズミヤ寝屋川店のアミーゴ書店に行くと、新刊「人間」が平積みにされていて、又吉さんが2019年12月に寝屋川に来られた時のサイン入りポスターが貼られていました。又吉直樹
又吉さんが全力で書いたという「人間」これは是非読みたいと思い、購入した筆者であります。又吉直樹また、歴史小説家の門井慶喜さんの「家康、江戸を建てる」こちらもとても興味深く、購入しました。
家康、江戸を建てる坂本龍馬の妻を描いた「ゆけ、おりょう」この本もとても気になります。ゆけ、おりょう
又吉さん、門井さん、いつかお二人の本のタイトルに「ねやがわ」の文字が躍る日を楽しみにしています。
寝屋川市役所PR大使就任式が行われた寝屋川市役所はここ↓

(neyamon)

2020/03/06 07:00 2020/03/06 13:37
neyamon

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