【寝屋川市】隈研吾監修の第四中校区施設一体型小中一貫校の建設進む。校名案は、寝屋川市立望が丘(のぞみがおか)小学校・中学校。

寝屋川市が進めている第四中学校区施設一体型小中一貫校の建設が、寝屋川市立明和小学校の敷地内で行われています。
この小中一貫校は、寝屋川市の新しいランドマーク的な存在として、建設が進められており、世界的建築家隈研吾氏が監修しているということで、市内外から注目が集まっています。

寝屋川市では、平成17年度から全市的に推進してきた小中一貫教育の次なるステージの展開を図り、義務教育全体の質を更に向上させるため平成29年4月に策定した寝屋川市小中一貫校設置実施計画に基づき、第四中学校区に設置予定としている施設一体型小中一貫校の詳細等を示した「寝屋川市第四中学校区小中一貫校建設方針」を、平成30年3月に策定しています。

その後、令和2年2月14日に開催された委員会での最終審査の結果、梓・隈研吾・オオバ共同企業体（代表：株式会社梓設計関西支社、住所：大阪市北区大淀中一丁目1番90号）が契約候補者として決定され、令和2年3月6日に契約を締結しています。

寝屋川市提供

『まちと自然が調和した学校』
－公園都市に位置する、まちの成長を牽引する存在として－
＜新たな視点＞
①まちづくりの「メインアイコン」となるデザイン性のある学校
②新住民を呼び込む（対外的）訴求効果のある学校
③「寝屋川方式」の学習法の確立～考える力、学力、体力をつける学校～

建築家隈研吾氏と広瀬市長（寝屋川市提供）

『まちと自然が調和した学校』というコンセプトで、進められた基本設計ですが、設計事業者と協議し、実施設計を進め、検討を重ねる中で、当初発表された案から変更がありました。

基本設計の変更概要は次のとおりです。

武道場兼小体育館の設置を見送り、「多目的スペース」を設置。
（軽運動や音楽室としても利用可能なスペースとして検討）

給食調理場設置の見送り。
（中学校においても毎日温かい給食を提供するため、令和5年度からの小学校の給食調理場等を活用して中学校へ配送する「拡大親子方式」の導入を見据えたもの）

「地域交流スペース」を設置。
（地域住民等の交流や居場所として活用できるスペースとして検討）

中庭壁面のデザイン変更。
（安全性や空調機器のランニングコスト等を考慮）

寝屋川市提供

その後、令和3年12月13日に第四中学校区小中一貫校施設整備工事の工事請負契約を締結し、令和4年1月から建設工事が始まりました。

令和5年12月の竣工を目指して整備を進めています。

第四中学校区小中一貫校の校名は、寝屋川市立望が丘(のぞみがおか)小学校・中学校

令和4年7月に寝屋川市第四中学校区小中一貫校開校準備実行委員会からの小中一貫校の校名検討に係る提案を踏まえ、市教育委員会では、令和4年7月28日（木曜日）に寝屋川市総合教育会議を開催し、市第四中学校区小中一貫校の校名について、市長はじめ教育長、教育委員において協議、意見交換を行い、「寝屋川市立望が丘(のぞみがおか)小学校・中学校」の校名案を、新校の校名とする方向性を確認しました。
現在、教育委員会において、教育委員会議での決定、条例改正等、校名に関する各種手続が進められています。

校名案選定に当たっての概要
1 .校名案選定の意味・由来
(1) 飯盛山の稜線を望み、まちを望む地形に立地していることを示す。
(2) 児童・生徒が将来に望みをもち、希望に満ちた学校生活を送る。
2 .校名選定に係る観点
(1) 地名や、地域のイメージが湧きやすいか
(2) 長期にわたって、分かりやすく、使い続けられるか
(3) 学校の校名としてふさわしいか（学びの場として・他校との重複等）