【寝屋川市】創業52年!寝屋川市駅前の昭和レトロな喫茶店「RiO(リオ)」7時からのモーニングで時代を超えて愛される名店。
寝屋川市駅前、アドバンスロード商店街の入口にある昭和レトロな喫茶店「RiO(リオ)」
寝屋川市駅を利用する方なら誰もが目にしたことがあるオレンジとブルーのテント。
この喫茶店「RiO」は、昭和45年10月に創業しました。
50年以上もこの場所で営業を続けている寝屋川市駅前のシンボル的なお店です。
先日、各戸に配布された寝屋川市制施行70周年記念の広報ねやがわ特別号に掲載されていた昭和48年頃の写真がこちらです。
水谷歯科や枚方信用金庫の看板、現在のアドバンス寝屋川1号館の場所には木造の建物があり、鮮魚、仕出しなどの文字が見て取れます。
ダイキンクラッチは現在のエクセディですね。
住友生命は現在アドバンス寝屋川2号館に入居しています。
パチンコマンモスの建物には麻雀の文字も見えます。
そう言えば京阪バスもつい最近までこの道を通っていましたね。
すっかり変わってしまった周りの風景ですが、喫茶「RiO」だけが、当時の面影そのままに
営業を続けておられることがわかります。
昭和45年と言えば、大阪万博が開かれた年です。
店名の由来をお店の方にお訊きしました。
てきぱきとした青年は創業者のお孫さんでした。
「RiO(リオ)はポルトガル語で「川」を意味するそうです。
市内を流れる寝屋「川」
お店の住所の寝屋「川」市
店主の名字の中「川」
昔から川が合流する所には人が集まり発展していくのでそれにあやかって、お店にもたくさんのお客さんが来て欲しいという願いを込めて祖父母がつけたそうです。」
「RiO」という店名にはそんな思いが詰まっているのですね。
八角形のデザイン窓に掛かるカーテンもテーブルや椅子も昭和の時代から変わらぬ風情。
天井の照明もどこか懐かしさを感じるレトロな内装。
メニューはこちら。
フードメニューの中でも不動の人気の自家製カレーライスは鶏ガラのスープにピューレ状にした人参、玉ねぎ、トマトを入れてコトコト煮込んで作っているそうです。
サンドイッチは、自家製のマヨネーズで作っていてさっぱりした感じです。
ミックスサンドは茹で卵に自家製マヨネーズを使っています。
正統派のミックスサンドですね。
たまごトーストは厚焼きのたまごを使っていてトーストしたパンが合います。
こちらはミックストースト。
ワッフルにはアイスクリームとバナナ、ブルーベリーソースが添えられて、たっぷりのチョコがかかっています。
こちらはフレンチトーストです。
チョコレートパフェは、たっぷりのアイスにフルーツが盛られ、昔懐かしウエハースがポイント。
ホットココアにはホイップクリーム。
コーヒーは、京都にある珈琲屋さんと試行錯誤しながら作ったオリジナルブレンドをハンドドリップで淹れています。
「RiO」を創業した初代店主は2年前に92歳で亡くなりましたが、89歳まではお店に立ち続けていました。
現在は創業者の娘さんとお孫さんで店を切り盛りされています。
お孫さんにおじいちゃんのことをうかがうと、「開店当初から蝶ネクタイ姿の祖父が印象的だった方も多いと思います。昭和の頑固親父なところもあったのでお客さんにも時には優しく、時には厳しく接していた時もあったそうです。」とのことでした。
昭和の時代から信念をもってお店に立ち続けて来られたマスターの姿が思い起こされます。
この通りの先には寝屋川高校があり、当時は高校生カップルがちょっと背伸びして「RiO」でデートしたりしたものです。
朝7時からモーニング営業しているのはありがたいですね。
喫煙できるお店が減っている中、喫煙可にしているので、愛煙家の方にはうれしいお店です。
お客さんの喫煙についてお訊ねすると、「駅前が路上喫煙禁止なのもあってか、体感では8割くらいの方が喫煙されてますね。ドアを大きく開けて換気し、空気清浄機を3台置いてありますが、満席に近かったり、喫煙者ばかりになると換気が追い付かず匂いが滞留する事もしばしばあり、非喫煙者の方でタバコの匂いが苦手な方にはちょっと難しいところですね。」とのことでした。
どこでも喫煙できた時代から分煙へこれも時代の流れと言えそうです。
初代の思いとお客さんの思い出がいっぱい詰まった「RiO」これからも地域に愛されるお店となりそうですね。
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