【寝屋川市】市民サービスの『ターミナル化』推進計画を策定!大阪電気通信大学駅前キャンパスを取得し駅前庁舎に。
寝屋川市では、昭和40~60年代にかけて集中的に整備した公共施設の多くが、今後老朽化に伴う大規模改修や更新の時期を迎える状況にあります。
また、昭和40~60年代に急増した人口も減少の傾向にあり、高齢化の進行に伴い、公共施設の利用ニーズも質・量ともに変化していってるようです。
2018年6月に発生した大阪府北部地震により被害を受け、総合センターが閉館したことにより、現在、市民サービスの分散配置、機能縮小等を余儀なくされています。
寝屋川市では、市民サービスの将来の望ましい在り方等を見据えるとともに、施設ニーズの変化等に対応すべく機能充実を図ったうえで、寝屋川市の図書館機能の中枢を担うターミナル施設として、中央図書館機能を公共交通機関の結節点である寝屋川市駅前に2021年8月、アドバンスねやがわ1号館4階に「(仮称)新中央図書館」を開設することが決まっています。
【寝屋川市】広瀬市長から朗報!寝屋川市立図書館をアドバンスねやがわ1号館に新設!2021年8月オープン予定!総合センターは解体へ。
将来の市民サービスのあるべき姿等を検証した上で、市民の利便性の向上を最優先とした「公共施設・機能・サービス」の再配置、集約化を図り、利用頻度が高く、利用者が多い市民サービスの提供を公共交通機関の結節点である駅周辺に集約する市民サービスの『ターミナル化』を進めるとともに、市域全体の活性化と利便性の向上に資する「分散配置施設」の機能強化を図ることを目的とした、「市民サービスの『ターミナル化』推進計画」を策定しました。
これらの検討に当たっては、次の6項目に視点を置いています。
⑴ 市民の利便性の向上
⑵ 子育て世代の誘引など、年齢構成のリバランスに資する市民サービスの創出
⑶ 誰もがくらしやすいまちづくり
⑷ 将来の行政規模及び市民サービスの在り方の検証
⑸ 公共施設・サービスの最適配置
⑹ 財政負担の軽減・平準化(持続可能性の向上)
これらの視点に基づいて、地域の特色を反映し、地域に根ざして発展してきた施設については、機能強化を図ったうえで「分散配置」を、市民全体を対象とし、利用頻度の高い施設については「ターミナル化」を図ることを基本として検討を進めていくそうです。
市民サービス及び施設の最適配置を実現することにより、将来にわたって「持続可能な市民サービス」と「市民の利便性向上」など、『市民サービスの最大化』を目指します。
駅前図書館(キャレル)については、「(仮称)新中央図書館」との機能分担並びに連携を図るとともに、子育て支援の強化を図るための機能を備えた「(仮称)こども専用図書館」としてリニューアルされます。
なお、子育て支援機能の強化に当たっては、子育てリフレッシュ館(リラット)と連携し、こどもセンターの今後の在り方等についても併せて検討するとのことです。
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中央図書館機能を寝屋川市駅前に移転させることで、西コミュニティセンターエリアでの図書館機能の設置が必要となることから、池の里市民交流センターへの図書館機能の配置が検討されます。
また、駅前庁舎への配置組織として検討されているのは、
・市民サービス部
・こども部
・健康診断等の実施会場などです。
新庁舎を同規模で新築した場合の試算(約 25 億9千万円)と既存建物を取得した場合(約 18 億7千万円改修費を含む)を比べると開設までに要する工期は約2年の差、費用では約7億2千万円の差となり、駅前庁舎を取得するほうが期間の短縮及び費用の軽減を図ることが可能となります。
総合センターのその他機能の再構築については、駅前アドバンスねやがわ1号館4階に「(仮称)新中央図書館」のオープン、今後リニューアルのうえ開設を目指す2号館2階の「(仮称)こども専用図書館」のオープン後、将来の市民サービスの在り方や市民ニーズの変化等を踏まえ、アドバンスねやがわ1号館5階に市民サービス(生涯学習施設機能等)の充実が図られるということです。
地震で使えなくなった総合センターをきっかけに、市民サービスのターミナル化というこれからの寝屋川市にとって必要不可欠な構想が、新たな建物を建てることなく、早期に実現していくのは市民にとって大きなメリットがあり、オープンが待ち遠しいですね。
情報は寝屋川市ホームページより
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