【寝屋川市】コロナ禍における高齢者施設のサービス継続のため、職員相互派遣支援事業を締結。
寝屋川市は、新型コロナウイルスの感染者等が発生した高齢者施設がサービスを継続できるよう、2020年10月28日、市内の16法人が加盟する寝屋川市高齢者施設協議会と覚書を締結しました。
これは、高齢者が入所する特別養護老人ホーム等で感染者の発生などにより、 当該職員が不足した場合、協議会の構成法人からの依頼に基づき、寝屋川市を通じて、施設に応援職員の依頼を行うものです。
大阪府内では、2020年11月26日現在、33か所の高齢者施設等でクラスターにより1か所当たり平均19人の感染者が発生しており、寝屋川市においてもこれまでに2件のクラスターが発生しました。
高齢者施設では、身体接触が避けられず、感染者が発生すると入所者や施設の職員が濃厚接触者となり、入所者は感染拡大防止の観点から他施設へは移動することができない一方で、職員は自宅待機が避けられず、おのずと職員が不足します。
これまでのケースでは、法人内の協力で事なきを得ましたが、今後の感染拡大に備え、法人を超えた協議会での連携を図っていくということです。
また、高齢者施設等においては、国や大阪府が示すガイドラインを基に感染防止対策を実施されていたにもかかわらず、クラスターが発生した現状から、特に注意の必要なポイントを市独自のガイドラインとしてまとめて、現在、入手困難なラテックス性のグローブとともに11月26日各施設に配布されました。
施設においては、新型コロナウイルス感染症に対する対策を十分に講じた上で、 入所者等の命・健康を守りながら運営を進めていただきたいということです。
市町村レベルでこのような仕組みを構築している自治体は大阪府内では他になく、今後の感染拡大に備えた寝屋川市の先を見据えた対策は頼もしいですね。
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