【寝屋川市】寝屋川在住の作家、最東対地が贈る最新刊『寝屋川アビゲイル 黒い貌のアイドル』7月22日発売!ボケとツッコミと恐怖のご当地ホラー小説!

号外NET寝屋川市が『寝屋川アビゲイル 黒い貌のアイドル』の著者 最東対地氏に発売直前インタビュー!

2020年7月22日、寝屋川市在住の作家、最東対地が贈る最新刊『寝屋川アビゲイル 黒い貌(かお)のアイドル』が講談社タイガより全国の書店で発売されます。
寝屋川所縁の作家と言えば、ねやがわPR大使に就任した芥川賞作家の又吉直樹さん、直木賞作家の門井慶喜さんが有名ですが、『寝屋川』が作品タイトルについている小説の出版はこの『寝屋川アビゲイル』が初ということで、号外NET寝屋川市担当記者としましては、是非ともお会いしたいと思い、小説の舞台にもなりそうなカフェ、寝屋川市駅近くの『日乃出マーク製作所.Koza cafe』でお話を伺いました。

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寝屋川アビゲイル

はじめまして。この度は『寝屋川アビゲイル』の出版おめでとうございます。
今回、小説の題名に寝屋川が入っているということで、寝屋川をこよなく愛する者としましてはとても楽しみな1冊なのですが、最東さんは、元々寝屋川市のご出身なのですか?


 僕は寝屋川市のお隣、交野市の出身なんですよ。交野と言えば駅前にパチンコ屋もない田舎なのですが、僕らの頃はヤンキーが多かったですよ。
妻が守口市出身なんで、結婚してからは、妻の実家守口に近い寝屋川市、京阪の駅で言えば萱島駅が最寄の地域に住んでます。
又吉さんが、少年時代を過ごした辺りですね。
僕は交野なんで、お会いしたことはまだないのですが、偶然にも僕と又吉さんは同い年です。

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最東対地

ーねやがわPR大使の又吉さんも門井さんも『寝屋川本』は、まだ出していないので、最東さんの『寝屋川アビゲイル』が第1号ですね。
まずは小説家になろうと思ったきっかけをお聞かせ願えますか?
現在、他のお仕事はなさらず、執筆活動一本ですか?


 僕も最初は会社勤めをしたり、飲食店で雇われ店長をしたりしていました。
これだという仕事に巡り会えず、社会人をしながら趣味でネット小説を執筆するうちに、作家になりたいという気持ちが芽生えてきて「3年だけ本気で小説をやらせてほしい」と妻に頭を下げて他の仕事は辞めて執筆活動に打ち込みました。
WEB小説を書いて、漫画化されたりしましたが、なかなか爆発的なヒットには結びつかず、これはまずいと焦りまして、残り1年はあらゆる公募に投稿しまくろうと決意しました。それで最初に応募したのが日本ホラー小説大賞でした。
締め切りまで1か月ほどしかなかったので、詳細なプロットも決めずに、短期間で書き上げた初の新人賞応募作となる『夜葬』が23回日本ホラー小説大賞・読者賞を受賞し、この作品でデビューすることができ面目躍如することができました。

日乃出マーク製作所

ー「ボケとツッコミと恐怖」新感覚ナニワ・ホラー!と本の帯に書いていますが、コメディータッチのホラー小説といったところでしょうか?


 この帯のコピーは担当さんが考えてくれたんです。
今回6作目となりますが、僕は、日本ホラー小説大賞読者賞をいただいてデビューして以来、ずっとホラーを書いています。
でも、その中では今回の『寝屋川アビゲイル』は1番マイルドなホラーで、寝屋川あるあるな会話のやりとりや場所を楽しんでいただけたらと思っています。

桜撫庵

『桜撫庵』

ー寝屋川市民なら知っている地名やお店などが実名で登場するということでしょうか?


そうですね。今回、錦町の『BAR ADO』のMC GEBOさんには大変お世話になりました。
『寝屋川アビゲイル』では、『BAR SAD』として登場しますが、実はここに主人公が住んでいたりします。
あと、ちょっともじって『桜○庵』とか、『ベルおおとし商店街』とか…。

ー知ってます!Bar『ADO』さんがあるのは、ベルおおとしを抜けて、エスポアール通りですね。
キーマカレーと、美味しい生の箕面ビールが飲める、寝屋川の隠れ家的なお店ですよね。
大ヒットすれば続編や映画化もあるかもしれないですね。


 寝屋川で生で箕面ビールが飲める店はおそらく他にはないですから、貴重ですね。
是非、続編を書きたいですね。さらに寝屋川をPRできます。
まずは多くの方に読んでもらえたら、重版がかかりますんで、ご購読よろしくお願いします。
『寝屋川アビゲイル』を通して、寝屋川に最東対地という作家がいることをみなさんに知っていただけたら嬉しいですね。

ベルおおとし

ー小説中、ベルおおとし商店街で『自転車は必ずおり、押して歩いてください』って書いてあるのに公然と乗ってるというくだりがありましたが、恥ずかしながら寝屋川の商店街あるあるの光景ですね。
表紙のイラストにも惹きつけられますがこれはどなたがお描きになったのですか?


表紙のイラストはイラストレーターのtoi8(トイハチ)さんが描いてくださいました。
でも表紙のイラストにある商店街のアーケードは『ベルおおとし商店街』ではなく、『ねやがわいちばんがい商店街』なんですよ。

ねやがわいちばんがい

ーなるほど、表紙は寝屋川市駅を出てすぐの『ねやがわいちばんがい』の入口のところですね。
質屋の看板に見覚えがあります。

寝屋川のお店や商店街が登場していろいろと楽しみながら読めそうですね。
早速『ねやがわいちばんがい』の『中村興文堂書店』さんに本の宣伝に行って入荷してもらうように頼んできますね。


ありがとうございます。ご依頼があれば、寝屋川市内はもちろん、大阪府内の書店さんには直接行かせていただいて色紙とサイン本をお作りしようと思っています。
イオンモール四條畷の未来屋書店アルプラザ平和堂香里園店の平和書店には、サイン本が並ぶ予定です。(※発売日に並ぶとは限りません。数量限定です。)

中村興文堂

こちらがいただいたサイン本。
ありがとうございます。

サイン本

最東対地(さいとう・たいち)プロフィール
1980年生まれ。大阪府交野市出身。寝屋川市在住。飲食店、出版社などさまざまな職に就くかたわら小説を執筆。2016年、初めての新人賞応募作となる『夜葬』で第23回日本ホラー小説大賞・読者賞を受賞、同作でデビューを飾る。以降『#拡散忌望』『えじきしょんを呼んではいけない』『怨霊診断』『おるすばん』とエンターテインメント性の高いホラー長編を相次いで発表。『寝屋川アビゲイル 黒い貌のアイドル』は6冊目の著書となる。
この夏、続いて『異世怪症候群』(星海社FICTION)『KAMINARI』(光文社文庫)も出版される。
最東対地
小学生の息子さんのパパでもある最東さん、この夏は3冊の新刊が出るとのことで、これからの活躍がますます楽しみです。
お忙しい中、長時間のインタビューありがとうございました。
取材協力 日乃出マーク製作所.Kozacafe↓↓↓
 
neyamon

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