【寝屋川市】おおさか環農水研生物多様性センターがMBSテレビ「関西ジャニ博」と共同で道頓堀川でニホンウナギの捕獲に成功!

寝屋川市木屋元町にあるおおさか環農水研生物多様性センターは、MBSテレビ「関西ジャニ博」と共同で、水都大阪の景観を代表する道頓堀川でのニホンウナギ(以下、ウナギ)の生息調査を行い、11個体の捕獲に成功したことを発表しました。

おおさか環農水研生物多様性センターで現在開催中の企画展「身近にもいる絶滅危惧種」にて令和5年1月10日(火)から捕獲したウナギの生きた姿を見ることができるということで、早速、見に行ってきました。

大阪府立環境農林水産総合研究所は、1919年(大正8年)7月に設立した「大阪府立農事試験場」などの流れを汲む組織で、2007年(平成19年)4月に環境情報センター・食とみどりの総合技術センター・水産試験場を統合した「大阪府環境農林水産総合研究所」として発足しました。

 2012年(平成24年)4月には地方独立行政法人として再出発し、2019年(令和元年)に設立100周年を迎えました。 

現在では地域に根差した試験研究機関として、環境の保全・農林水産業の振興・食品産業の支援・農業者の育成といった幅広い分野で、さまざまな取組を行っています。

一方、MBSテレビ「関西ジャニ博」は、毎週(土)深夜25時30分から放送中の番組で、2025年の大阪・関西万博に向けて、芸人 よゐこ とAぇ! group(関西ジャニーズJr.)が様々な実験&調査に挑むバラエティ番組です。
Aぇ! group が実際に川に入ったりして調査するフィールドワーク型の番組で、深夜なのですが筆者もいつも興味深く見ています。

ウナギは大阪府レッドリストで絶滅危惧Ⅱ類として掲載された絶滅危惧種です。
この水槽がこの度、道頓堀川で捕獲されたウナギです。

大阪府内の河川では広く分布が確認されていることから、道頓堀川にも生息すると考えられていましたが、学術的な調査による捕獲記録は今回が初めてということで、話題になっています。

見に行った時は、仲良く2匹のウナギが寄り添っていました。

このウナギの捕獲シーンは、捕獲後の分析等の様子を含めて、令和5年1月15日(日曜日)15時からのMBSテレビ「日曜!関西ジャニ博」で放送される予定です。

道頓堀川で肉食のウナギが捕獲されたことは、本種の生息だけでなく餌となる水生生物が生息していることを示し、生物多様性を評価するうえで重要な指標となります。

ウナギは、その姿や食材としての価値が広く知られていることから、身近な河川の生物多様性の現況に関心を持つきっかけとなることを期待したいということです。

また一部は、年齢や回遊履歴などの研究試料として活用するほか、さらに一部は、標本として大阪市立自然史博物館に登録・収蔵したということです。

企画展「身近にもいる絶滅危惧種」(入場無料)

展示期間

令和4年11月28日(月曜日)から令和5年4月7日(金曜日)
開館時間:平日 9時30分から17時00分(12月から3月は16時00分まで)

展示場所

 大阪府立環境農林水産総合研究所 生物多様性センター 本館内企画展示エリア

(寝屋川市木屋元町10-4)

ミナミメダカもウナギと同じく大阪府レッドリストで絶滅危惧Ⅱ類です。

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【水生生物センター(旧 淡水魚試験場)の沿革】

昭和30年 「大阪府水産試験場 寝屋川養魚場」として開設

昭和42年 大阪府水産試験場から分離し、「大阪府淡水魚試験場」として発足

平成3年 「大阪府立淡水魚試験場」に改称

平成14年 食とみどりの総合技術センターと統合し、水生生物・水辺環境保全に係る調査研究部門の 「水生生物センター」として発足

平成19年4月 三機関が統合し、「大阪府環境農林水産総合研究所 水生生物センター」として発足

平成30年4月 水生生物センターを「生物多様性センター」に改称。

大阪府立環境農林水産総合研究所 生物多様性センターはこちら↓↓↓
 
neyamon

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