【寝屋川市】寝屋川市立こどもセンターで開催されたタウンミーティング「市長と楽しく子育てトーク会」をリポート!
2022年7月20日、寝屋川市立こどもセンターで、タウンミーティング「市長と楽しく子育てトーク会」が開催されました。
このタウンミーティングは、子育てしやすいまちづくりにつなげるため、子育て世代と市長が直接対話する形で行われたもので、初回は、2022年7月12日、寝屋川市立子育てリフレッシュ館RELATTO(リラット)で開催されました。
2回目となる今回は、8名の親子の参加があり、活発に意見交換が行われました。
自己紹介では、結婚を機にここ2年くらいの間に寝屋川市民になった方が多く、参加者のうちのおふたりが、生まれたときから寝屋川市民ということでした。
新しく寝屋川市民になられた方から「寝屋川市で子育てできてよかった」という言葉もあり、寝屋川市の取り組みが若い世代の心に響いているということがわかりました。
冒頭に広瀬けいすけ市長から寝屋川市の過去と現在についてお話がありました。
寝屋川市では昭和35年には5万人だった人口が30年代後半に若い子育て世代が流入し、40年に11万人、45年には一気に右肩上がりの20万人台となり、子どもの人数も増えて、昭和50年には25万人となりました。
現在、その頃に寝屋川市で持ち家を取得した世帯が高齢化しており、人口も平成7年をピークに減少に転じ、若年層が少なく、高齢者層の人数が多い構成になっているので、新しく若い子育て世代に寝屋川市に入ってきてもらうための施策を充実させているところです。
寝屋川市はこれまで北河内7市の中でも、学力面では真ん中ぐらいでしたが、最近では全国学力・学習状況調査で、小学校の国語、算数とも北河内で1位になり、府下43市町村の中でも4位に跳ね上がりました。これまで学力は世帯の所得に関係あると言われてきたりしましたが、全国の学力を見ると石川県と秋田県が高い。石川県や秋田県にあって大阪府にないものは何か?都市部は専業主婦が少ないため、仕事と家庭の往復で家で話をする時間が少ない。家庭でのコミュニケーションの時間の差ではないのか?と考え、寝屋川市では、小学校4年から中学3年までディベートの授業を取り入れ、論理的な思考を育てる取り組みをしています。
もうひとつは、いじめゼロへの取り組みです。
寝屋川市ではいじめの報告があれば、監察課が学校現場に入っていきます。学校からの報告を待つのではなく、いじめられた当事者から直接手紙を出せるしくみを作っています。
この取り組みが全国的にも注目されていて、いじめが原因で亡くなった生徒の問題があった旭川市から寝屋川市に視察があり、寝屋川スタイルをそのまま実践したいということで、同じような取り組みをすることになりました。
寝屋川市は通勤にも便利ですし、これらの子育て施策の充実で、子育て世代に寝屋川市を選んでもらえるきっかけになればと考えているそうです。
参加者からは、「産後にアウトリーチの取り組みがあることを知り、利用したいと思ったが、直接窓口に行かないと予約をする事ができなかった。結局、窓口に足を運び、自宅に訪問してくれた時には、日にちが経ってしまっていたので、産後の外出しづらい時に直接行かなくてもネットで予約ができるようにしてほしい」との要望が出されました。市長からは、「今いろいろな行政サービスをアプリから予約することができるように進めているところです」と回答があり、関係部署に連携しますとのことでした。
また、「産後のお母さんに必要な骨盤矯正など整骨院のチケットの補助をしてもらえないでしょうか」との要望もありました。
これら「出産後のお母さんのケアについても検討します」とのことでした。
また「イズミヤに赤ちゃんグッズの売り場や屋上に子どもの遊び場などを充実させてほしい、梅田にあるモーリーファンタジーみたいなお店があれば良いなと思います」とのお話もありました。
広瀬市長からは、「アドバンスねやがわの屋上の活用については、検討中で、イズミヤには赤ちゃん売り場の充実について提案してみます」とのことでした。
広瀬市長は「子育て世代が気軽にオフ会ができる会場などをどんどん増やしていきたいと思う。子育ての情報はなかなかうまく次世代に引き継がれていかないところがあるので、市はスペースを提供していきたい」とのことでした。
「公園の使い方が気になる」という意見もありました。
「ブランコが巻き付けてあったり、ゴミが落ちていたりするので、夜の間にどのように使われているのか不安に思う」とのことでした。
広瀬市長からは、「街の公園の使い方の再検討をしている」とのこと。
「高齢の方からは木陰がないとかベンチがないとか健康遊具がほしいなどの要望がある。
子どもはボール遊びができる公園が欲しいといった風に世代ごとに要望が違う。水遊び、砂遊びなどを安心してできる小さい子用の公園、フェンスに囲まれた安全な公園を作りたい。近隣に3つの公園があれば、使い方を分けることで、それぞれの世代の満足度を上げていくのもひとつの方法として考えている」とのことでした。
「現在住んでいる子育て世代への恩恵だけでなく、他市から若い人たちが入って来てくれるように、担当課と連携してTwitterなどを活用して、寝屋川市の子育て情報など日々発信していきたいと思います」とのことでした。
今回、ご参加の親子には、撮影掲載の許可をいただいております。
広瀬市長、企画2課の皆様、取材協力ありがとうございました。
このようなフリートークの場で直接市長と話ができるのは、とても良い取り組みであると思います。
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