【寝屋川市】市内の神社で歳神様を送る神事「とんど焼き」が行われました。高柳神社、住吉神社、大利神社のとんど巡り。

早いもので年明けから半月が過ぎ、お正月気分ももうおしまいですね。
この2週間、オミクロン株の感染拡大のニュースが全国を駆け巡り、寝屋川市でも学級休業が相次いでいます。
そんな中ではありますが、2022年1月15日、市内各地で無病息災、厄疫退散を願い歳神様を送る神事「とんど焼き」が行われました。

高柳神社(高柳天満宮)

早朝からとんど焼きが行われたのは、高柳神社(高柳天満宮)です。

とんどの前で厳かな神事が執り行われます。

前もって組まれていたとんどに、持ち込まれた注連縄やお正月飾りなどを入れて焚き上げます。

まだ明けきらない空に炎が高く上り、厳かでかつ迫力のあるとんど焼きです。

高柳神社はこちら↓↓↓

住吉神社(ねや川戎神社)

次は1月15日午前8時からとんど焼きが行われた住吉神社です。

住吉神社では1月9日、10日、11日と戎大祭が行われていましたが、前日にはえべっさんの賑わいが夢だったかのように掃き清められていました。

住吉神社では例年えべっさんの福笹や熊手が多く持ち込まれますが、昨年、コロナ禍で福笹や熊手の授与が無かったため、今年は持ち込まれた量は少なめとなっています。

今年は戎大祭も開催されましたので、景気回復、商売繁盛となってほしいものです。

住吉神社(ねや川戎神社)はこちら↓↓↓

大利神社 焼納祭

そして、午後4時から焼納祭がおこなわれた大利神社です。

大利神社では社殿の中で神事が行われました。

組まれたとんどはシンプルな形です。

本殿から神主さんがお出ましになり、点火していきます。

お塩と切麻(きりぬさ)が撒かれます。

火が着くと一気に炎が上がります。

お札や書道などが投げ込まれます。

ぱちぱちと音を立てて燃え上がる炎は近くにいると熱いくらいでした。

「とんど焼き」の語源は、火を燃やす時「尊と(とうと)尊と(とうと)」とはやし立てていたのがなまり、後にとんど焼きとなったという説と、どんどん燃える様子からつけられたという説があるそうですが、実際にどんどん燃える様子に息を飲みました。

関西は”とんど”と呼びますが東北では”どんと”と呼ぶそうです。
他にも、長野県や山梨県では道祖神祭(どうそじんさい)と呼んでいるそうで、道祖神とは村里の入口で、外から襲う悪霊を防ぐ、境の神・道の神を指します。
北陸や近畿地方の呼び方に左義長(さぎちょう)というのもあり、近江八幡の左義長が有名ですが、実はこれがとんど焼きの始まりとも言われています。
左義長とはもともと平安時代の宮中行事で、正月15日の夜に正月飾りや御札などを炊き上げるものでした。

青竹を束ね毬杖(ぎっちょう)3本を結び、その上に扇子や短冊などを添えて、陰陽師が謳い、はやしながら焼いていたという左義長が民間にも広く伝わり、今のとんど焼きに至るという説があります。

まさに大利神社のスタイルはこの青竹を束ねる左義長のスタイルと言えます。
昨今は近所で集まったり助け合ったりする機会が減っていますが、このような伝統行事を行うことで、近隣の繋がりや地域への愛着も深まるのではないかと感じました。

【寝屋川市】1月15日、大利神社で焼納祭を斎行。市内各地で「とんど焼き」が行われます。

このあと高倉とんども見に行きましたが、別の記事で書きたいと思いますのでお楽しみに。

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大利神社はこちら↓↓↓

2022/01/16 07:18 2022/01/16 21:13
neyamon

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