【寝屋川市】NPO法人「 寝屋川市地域防災応援団 」と寝屋川市における災害時の応援に関する協定を締結!
令和4年2月8日、寝屋川市は、地震、風水害などの大規模災害の発生等に備え、特定非営利活動法人 寝屋川市地域防災応援団と災害時の応援に関する協定を締結しました。
特定非営利活動法人 寝屋川市地域防災応援団は、寝屋川市で発生した風水害、地震などの災害に対して、初期の応急処置対応に関する事業を行い、地域復興及び人的応援に寄与することを目的に創設され、市内外の民間事業者等約30者(令和4年2月4日時点)で構成された団体です。
協定締結式は、令和4年2月8日(火) 寝屋川市役所でおこなわれました。
寝屋川市から広瀬慶輔市長と危機管理部 荻野裕嗣部長、防災課 阪本正臣課長、特定非営利活動法人 寝屋川市地域防災応援団から代表理事の兵頭眞氏、理事の青木弘児氏、嶋田健吾氏が出席しました。
広瀬慶輔市長は、「この協定を結ぶに当たって、関係者の皆様に何度も役所に足を運んでいただき今日に至りました。南海トラフ地震が発災する確率が高まっている現在、築40年、50年経った木造住宅が数多い寝屋川市に於いて倒壊など大きな被害が想定されます。そうした中で、発災直後の混乱状態の人命救助において、市の計画が機能しない可能性もあり、地元の企業による応援団のご協力が大変役立つのではないかと考えられます。災害時は、臨機応変に対応することが重要ですので、様々な事業をされている皆様のご協力を市民を代表してお願いしたいと思います。」と挨拶されました。
寝屋川市地域防災応援団の兵頭眞代表理事は、「災害時は我々も同時に被災するわけで、その中で横のつながりをもってお互い助け合って協力していけたらと考えております。」と話し、協定書への署名が行われました。
協定の概要はこのような内容となっています。
(1) 災害応急対策等に必要な人材、車両、重機等の調達に関する業務
(2) 被害情報等の収集及び提供に関する業務
(3) 物資や資機材等の輸送に関する業務
(4) 要配慮者や傷病者等の搬送に関する業務
(5) 指定避難所等の公共施設及び設備の応急の復旧に関する業務
(6) 災害廃棄物の収集、運搬及び撤去に関する業務
(7) 被災者の宿泊場所の提供
(8) 被災者の車中泊に必要な場所の提供
(9) 家屋被害認定に関する業務
(10) 家屋等の災害応急対策に関する業務
(11)その他寝屋川市が必要と認める業務
この協定により、災害発生時の市の要請に基づき、人材、車両、重機の調達や傷病者の搬送、宿泊場所の提供など幅広い分野での一元的な災害応援が期待できます。
寝屋川市地域防災応援団は、主に建築土木分野の会社を中心に組織されていて、災害時に救助、物資、人の輸送などに於いて協力したいとのことです。
寝屋川市地域防災応援団の兵頭眞代表理事は、寝屋川市に本社を置く株式会社シールズの代表取締役で、令和3年8月にオープンした寝屋川市立中央図書館の照明工事を担当された会社です。
これは、株式会社シールズのFacebookで、寝屋川市の癒しスポット中央図書館の時間ごとに変わる調光システムについての紹介です。
コリドーという独特な空間演出は施工方法に高い技術力が必要で、工事関係者の想いが詰まっているとのことです。
寝屋川市立中央図書館の居心地の良さはこのような設計、施工の技術力の結集なのですね。
株式会社シールズは、電気設備、空調設備、防災設備、音響設備などの設計・施工・メンテナンスを主な事業とする会社です。
寝屋川市では他にも、災害時応援協定として、物資供給、放送・通信、医療救護分野等で 民間事業者と協定を締結しています。
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