【寝屋川市】オーサービジット講演「図書館でミステリー~ミステリー作家³~」開催!綾辻行人・有栖川有栖・今村昌弘 ミステリー作家3人が寝屋川市に参上!
2022年1月15日(土曜日)、寝屋川市は、寝屋川市立地域交流センター(アルカスホール)で、有栖川有栖氏・綾辻行人氏・今村昌弘氏のミステリー作家3人を招いてトークショーを開催しました。
これは、市政施行70周年記念講演・中央図書館開館記念講演・オーサービジット講演会として、寝屋川市が開催したもので、司会進行はミステリー評論家の佳多山大地さん。
オーサー(作者)ビジット(訪問)講演会は、図書館の新規利用者の拡大や読書に親しむ市民を増やすことを目的に毎年開催しており、今回は、市制施行70周年記念及び中央図書館開館記念として開催したため、豪華メンバーが集結しました。
有名ミステリ―作家3人が寝屋川市に参上ということで、市内在住者150名の定員に対し、439通の応募があり、抽選に当選したミステリーファンがアルカスホールに集まりました。
開始時間は14時でしたが、まず最初に広瀬けいすけ市長が登壇しました。
広瀬けいすけ市長より、この講演会は寝屋川市の市政施行70周年と中央図書館開館記念で行われること、寝屋川市の図書館の配送サービスにより、子どもたちが読みたい本を自分のiPadから予約すると、学校の図書館に届くシステムの紹介などがありました。
そしていよいよミステリー作家3人の登場です。
ここで3人のミステリー作家の先生方をご紹介しましょう。
有栖川 有栖 (ありすがわ ありす)
1959 年大阪府生まれ。同志社大学卒。2003 年「マレー鉄道の謎」で第56回日本推理作家協会賞、08 年「女王国の城」 で第8回本格ミステリ大賞を受賞。推理作家・有栖川有栖と 犯罪学者・火村英生のコンビが活躍する「火村英生(作家ア リス)シリーズ」は、開始後 20 年以上となる今も人気を誇り、18 年吉川英治文庫賞を受賞。最新刊は「捜査線上の夕映え」。
拙宅に連泊の綾辻さんとは、たくさんお話せたのですが、まだ話し足りない感じが。お客さんに決して姿を見せないわが家の猫たちのうち、「いく」がご挨拶に出てきたりもしました。綾辻さんのツイートにもあった写真ですが、有栖川が床に腹ばいになって撮った「いく」と「ポテト」の出会い。
(有栖川) pic.twitter.com/wJmesoJygm
— 有栖川有栖 創作塾 (@sousakunet) January 16, 2022
【サイン本】『捜査線上の夕映え』税込1,980円・文藝春秋刊・有栖川有栖著・ISBN9784163914848
著者限定サイン本です‼️#有栖川有栖 #捜査線上の夕映え #サイン本https://t.co/Zd9aES3rby pic.twitter.com/gp4jFIxV41— 有隣堂PayPayモール店 ?PayPayボーナス還元率UP中❗️詳しくは通販サイトへ (@Yurindo_PayPay) January 8, 2022
綾辻 行人 (あやつじ ゆきと)
1960年京都府生まれ。京都大学卒。87年に「十角館の殺人」でデビュー。新本格ミステリムーヴメントの契機となる。92年 「時計館の殺人」で第45回日本推理作家協会賞を受賞。最新作は2020年刊行の「Another 2001」。
『Another』の続編=『Another 2001』が出ているのを知らなかった、という声が今でも目に入ったりするので、まだたまに「お知らせ」したほうが良いのかな…。
出てます。最寄りの書店さんで見つからなければ、各種ネット書店ででも、ぜひ^_^ pic.twitter.com/7U8I9r8ju0— 綾辻行人 (@ayatsujiyukito) February 12, 2021
今村 昌弘 (いまむら まさひろ)
1985年長崎県生まれ。岡山大学卒。2017 年「屍人荘の殺人」で第 27 回鮎川哲也賞を受賞しデビュー。同作は第 18 回本格ミステリ大賞を受賞。第 15 回本屋大賞3位に選出。映画化、 コミカライズもされ、21年テレビドラマ「ネメシス」に脚本協力として参加。
寝屋川市立中央図書館さんの主催で行われたトークイベント『ミステリー作家3(参上)』に有栖川有栖先生、綾辻行人先生と一緒に参加させていただきました。
新本格のレジェンドのお二人にデビュー間もない自分が並ばせていただき、畏れ多くもファンの一人として大変楽しい時間を過ごしました。— 今村昌弘@『兇人邸の殺人』発売中/Imamura Masahiro (@Imamura1985) January 16, 2022
オーサービジット講演会
「図書館でミステリー ~ミステリー作家参上~」
皆さんも一度は聞いたことのあるお三方ではないでしょうか。
司会進行はミステリー評論家の佳多山大地さんです。
まず簡単な自己紹介のあと、先生方のコロナ禍での作家活動についてのお話がありましたが、新刊が出てもなかなかイベントが開催できなかったので、久しぶりのリアルな講演会を喜んでくださっていました。
次に図書館にまつわる思い出などを語っていただきました。
有栖川先生は、高校生の頃はよく図書館を利用されていたということです。現在は作家だから特別な図書館の利用の仕方というのはなく、図書館で目星をつけて、欲しい本は購入することが多いとのお話でした。
綾辻先生は京都にお住まいですが、公立図書館の利用より、学校の図書室の方をよく利用したとのことでした。
寝屋川市の充実した図書館のサービスについて、「寝屋川市はサービスが充実してていいですね。」とおっしゃってくださいました。
若手の今村先生は、地元の図書館をよく利用されるとのことで、勉強に使いたい時など、古い作品も全巻揃っているので、図書館は大変便利に活用させてもらっていますとのことでした。
「屍人荘の殺人」のシリーズでは、会社の研究施設としての建物という設定なので、建築について調べたいと思った時など、専門書が手に取れるので、勉強に使わせてもらったりしましたという裏話も聴けました。
後半はクロストークとなり、ミステリーのシリーズを書いていく上での登場人物の年齢を所謂、サザエさん一家のように固定するのか、段々年齢を上げていくのか、時代背景をどうするのかなど、なかなか難しい問題があるという話で盛り上がりました。
中でも、有栖川先生が、「デビュー作と最後の作品の主人公は同じでありたい。それはミステリー作家にとって、ある種の憧れだ」と語っておられたのが印象的でした。
綾辻先生からは、会場に来られていた寝屋川在住のホラー作家最東対地さんの「寝屋川アビゲイル」の紹介もあり、和やかにクロストークが弾み、予定の15時30分を延長して16時前に終了、参加者は作家先生の裏話を聴く事ができて大変貴重な機会となりました。
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