【寝屋川市】7月14日、テレビ大阪「やさしいニュース」で京阪の立体交差事業によって立退きになる香里能楽堂の最後の姿が放映されます!
2021年7月2日、香里能楽堂での特別イベント現能序章2021が開催されました。
筆者も55年の歴史ある香里能楽堂の最後の姿と現代エンタメと伝統芸能のコラボイベントを観て参りました。
【寝屋川市】野村萬斎出演!京阪本線連続立体交差事業により2021年7月に立ち退きとなる〝香里能楽堂〟刻まれた55年の歴史や佇まいを後世に伝承するためのスペシャルイベント。
寝屋川市にある「香里能楽堂」は、京阪本線連続立体交差事業により2021年7月末に線路側客席部分の取り壊しが決まっていて7月18日の公演を最後に一旦その歴史を閉じます。
その刻まれた55年の歴史や佇まい、大切な記憶や思い出を後世に伝承するべく、春から2021年7月2日の当日にかけて香里能楽堂で行われたこのイベントに完全密着した様子の後編が、2021年7月14日16時44分からのテレビ大阪「やさしいニュース」で紹介されます。
この日の演目は、オープニングの竹生島の仕舞を辰巳大二郎と藤間新舞(MAINA)が演じ、辰巳満次郎師がこの日の演目についての解説と香里能楽堂の思い出を語られました。
小学生の時にこちらの能楽堂の柱に自らの背の高さの印を書いてお父上に叱られたエピソードなどをお話しいただきました。
狂言「昆布売」は野村萬斎、能「井筒」は辰巳大二郎、その後、辰巳満次郎と野村萬斎そして桂由美によるスペシャルトークセッション、最後にSatoshiと大阪☆春夏秋冬のスペシャルライブがありました。
本日、
『現能序章2021』にご来場頂きました皆様、
初めて #大阪春夏秋冬 をご覧頂きました皆様、aKindの皆様そして、
MAINAと能を披露して頂いた辰巳大二郎先生、振袖をプロデュースして頂いた桂由美様、 Satoshi様、野村萬斎様始め関係者の皆様、ありがとうござました💐✨#しゅかしゅん pic.twitter.com/l7appHNREK— 新章 大阪☆春夏秋冬 (@syukasyun) July 2, 2021
香里能楽堂では、2021年7月3日には、辰巳孝太郎百回忌・辰巳孝十七回忌追善能が開かれました。
この日は海人 前シテ(海人の幽霊)に辰巳孝弥、 子方(藤原房前)に辰巳紫央莉の親子共演で、辰巳孝弥師香里能楽堂最後の演能となりました。
また2021年7月4日には香里能楽堂会館55周年記念能が行われました。
こちらは2021年6月12日の七宝会能 黒塚 シテ辰巳孝弥
香里能楽堂は、2021年7月18日(5月23日の延期)の「日本の芸能シリーズ その参」を最後に一旦閉じます。
時間は14時開演
この催の直後から工事が始まり、秋まで催しは出来ない見通しです。
現状最後の会にお運びくださいませ。