【寝屋川市】二十箇用水路と友呂岐悪水路から生まれた友呂岐緑地、タコ公園の花だより。藤やつつじも今年は例年より早く見頃を迎えています!
友呂岐(ともろぎ)緑地は、昔、寝屋川沿いを並行して流れていた二十箇用水路と友呂岐悪水路を一本にまとめた時にできた空き地を活用して、昭和49年に整備された緑道です。
二十箇用水路は、天正末から文禄3年(1594)にかけて豊臣秀吉が築いた文禄堤によって、淀川分流が断たれたため、友呂岐庄で木屋村の堤防に取水管を入れて灌漑用水にしたことが始まりです。
当初は友呂岐6か村(三井を除く、木屋・郡・田井・平池・石津・太間)の灌漑用水でしたが、後に大利・神田が加わり「八か用水路」と称しました。
さらに近郷九か村、島頭・巣本・下馬伏・上馬伏・岸和田・野口・打越・横地・常称寺が加入しました。
合計17か所になりますが、友呂岐6か村を別格扱いとし、「上11か村」といいました。
さらに享保(きょうほう)9年(1724)に「後入り9か村」といわれる木田・御領・氷野・三箇・赤井・太子田・灰塚・尼崎新田・鴻池新田が加わり、上と合わせて20か村の用水路になりました。
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この写真は、池田1丁目の二十箇用水路と友呂岐悪水路を一本にまとめた地点、友呂岐二十箇水辺広場です。
友呂岐緑地は桜木町から京阪寝屋川市駅を経由して萱島駅を結ぶ約3.5キロメートルあり、お花見やウォーキングなどで賑わっています。
2週間前には、桜が見頃だった友呂岐緑地です。
先週にはすっかり桜の花は散って新緑の季節を迎えていました。
タコ公園と呼ばれている清水町周辺では、藤棚の藤が見頃を迎えています。
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高貴なイメージの藤の花、例年より早い開花です。
保育園の子どもたちがお散歩に訪れ、タコさんも嬉しそう。
青空に藤色が映えますね。
白い花も可憐です。
今年はツツジが咲くのも早くて満開近しという感じです。
パンジーやなでしこも色とりどりに咲いています。
戦前までは堤の強化のため寝屋川の川原や土手にたくさんの大きな松が生い育っていましたが、河川改修や住宅建設によってほとんどがなくなってしまいました。
京阪寝屋川市駅の前にもあったのですが、現在ではリラットの前にあるこの松のみがかつての姿をとどめているだけです。
友呂岐緑地が整備された頃は、ここは児童会館でした。
その後、寝屋川市教育委員会の庁舎として使われていましたが、現在は建物も新しくなって、リラットとして生まれ変わっています。
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