【寝屋川市】平常時からレスパイト入院をすることで難病患者の災害時避難をスムーズに。レスパイト入院費用の助成開始。
寝屋川市は、2022年4月から、災害対策を見据えて、高度医療機器使用患者のレスパイト(休息)入院に対する費用助成を開始しました。
人工呼吸器などの高度医療機器を使用しながら在宅で療養している難病患者は、高度な医療的ケアや医療機器の持ち運びの難しさなどから、災害発生時には緊急避難先として後方支援病院が必要となる可能性が高くなります。
また、令和2年度に市が在宅高度医療患者に対して実施した調査※では、「災害時に避難所へ避難する」と答えた人は約2割にとどまり、「避難しない」と答えた方の主な理由は、在宅での医療的ケアが高度なほど通常の避難所の環境で過ごすことが困難であることや、医療機器の機械音などを理由に他の避難者に遠慮すること、医療機器の持ち運びが出来ないことなど、移動に対する不安があることがわかりました。
※ 「在宅高度医療を受けている難病患者の災害対策に関する調査」
令和2年11月から令和3年1月にかけて、市内在宅高度医療患者 65人に対して実施。 (回答者 53人、回答率 82%)
入院にかかる個室代や移動のための介護タクシー代等を助成し、難病患者に平常時に前もって入院を経験してもらうことで、災害発生時における病院へのスムーズな避難を促進し、患者本人及び家族の負担軽減を図るとともに、病院側のスムーズな避難患者の受入れにも寄与することを目指すものです。
難病患者(高度医療機器使用患者)レスパイト入院費用助成事業
◇ 対象となる方
次の項目双方に該当する方
・ 市内に住所を有し、特定医療費(指定難病)受給者証を所持している。
・ 在宅療養中で、生命維持に必要な人工呼吸器やたん吸引機、その他電力を必要とする医療機器を24時間常時使用している。
◇ 助成内容
同一年度内における入院 14日分までの費用を助成。
1. 入院時に発生する個室代(上限15,000円/日)
2. 入退院時の移動のための介護タクシー等移送費用
(3と合わせて上限 5,000 円/日)
3. 入院時に利用するヘルパー利用料(実費)
(2と合わせて上限 5,000 円/日)
いつ来るかわからない災害に備えて、平常時からレスパイト入院をすることで、病院側も高度な医療を必要とする患者の受け入れ経験が増え、患者の生命、安全を守り、家族の安心を確保することができます。
【寝屋川市】大規模災害の発生時にドローンを活用!ドローン操縦のエキスパート「フラグシップス株式会社」と災害時応援協定を締結!
寝屋川市経営企画部企画3課より情報提供いただきました。
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