【寝屋川市】11月5日~8日の4日間限定で寝屋川市指定文化財『西正寺絹本着色方便法身尊像』を特別公開!

寝屋川市文化芸術月間の一環として、2021年11月5日~11月8日(午前10時~午後4時)までの4日間限定で、太間町の西正寺で寝屋川市指定文化財『絹本着色方便法身尊像』が特別公開されます。
裏書(うらがき)には文亀2年(1502)に下付されたものとあり、寝屋川市で最古の年紀をもつ絵画であるとともに、寝屋川市における浄土真宗の展開を示す資料として貴重なものです。

西正寺は、郷土出身である茨田宋在衛門が、本願寺中興の祖とされる蓮如の弟子となって、釈順喜と称し、『南無阿弥陀仏』の六号名字を受けて開かれたと伝えられています。
秋には境内には菊が綺麗に咲いています。

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今回、特別公開される『絹本着色方便法身尊像』は、浄土真宗本願寺派の布教活動に伴って、本山である本願寺より下付された阿弥陀如来を描いた仏教絵画です。
『絹本着色方便法身尊像』は、撮影禁止となっております。
こちらに掲載の写真は寝屋川市教育委員会社会教育部文化スポーツ室にご提供いただいております。

西正寺

寝屋川市提供

「文亀二年(1502)五月九日 河内国茨田郡太間村 釈順喜」に本願寺九世実如(きゅうせいじつにょ)から下付されたことが裏書に記されており、市内最古の紀年を持つ絵画です。
『絹本着色方便法身尊像』は、親指と人さし指を合わせ、右手を胸の高さに上げ左手を下げた摂取不捨印(せっしゅふしゃいん=浄土真宗の特徴を表す姿)の阿弥陀如来像図です。
阿弥陀の本願を表す四十八条(しじゅうはちじょう)の光明を放って蓮台上に立っています。

『絹本着色方便法身尊像』と称する理由について調べました。

絹本着色については、絹地に彩色が施されていることを示しています。
次に方便法身ですが、法身と呼ばれるものには、二種あります。
そのひとつ法性法身とは、真如法性のさとりそのものである仏身という意で、人間の認識を超えた無色無形無相の絶対的な真理のことをいい、方便法身とは、衆生を救済するために具体的なかたちあるものとしてあらわれた仏身のことをいうとありました。
阿弥陀如来様を具体的なかたちあるもの=絵画にして表したということで、方便法身尊像と呼んでいるということです。
慣用句で嘘も方便などと使ったりしますが、この場合の方便も、仏教用語から来ていることがわかります。
噓も方便とは、嘘が救いになるということなのでしょうか、少しニュアンスが変わってきているようですが、興味深いです。

通常は非公開ですので、是非この機会にご覧ください。
拝観料及び事前予約は不要です。
新型コロナウイルス感染症防止対策のため、必ずマスクを着用してください。
駐車場はありません。

2019年は、菅原神社と西正寺、同時に特別公開が行われていましたが、今年は菅原神社は2021年11月12日~15日の公開となっています。
菅原神社の公開、講座については、後日ご紹介させていただきます。

【寝屋川市】11日までの期間限定!菅原神社と西正寺でいつもは非公開の文化財が特別公開されています!

西正寺はここ↓↓↓

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