【寝屋川市】市立全小中学校で2学期の登校を見合わせ、全校でオンライン授業を実施!先進的な取り組み!
寝屋川市では、新型コロナウイルス感染症の急激な拡大を受けて、市立全小中学校において、2021年8月23日から開始予定としていた2学期の登校を見合わせるとともに、子どもたちの学びを保障するため、全校でオンライン授業を実施しています。
国の緊急事態宣言が2021年9月12日まで延長され、大阪府内・寝屋川市内の感染者が大幅に増加しています。
児童・生徒への感染も多くみられる状況であることから、学校における感染リスクを抑えるために寝屋川市では他の市に先駆けてオンライン授業が実施されています。
寝屋川市では、2020年12月に全児童・生徒にタブレットパソコンを配布し、普段の授業や自宅学習、全家庭へのオンライン授業参観などに活用しており、また、学期中に児童・生徒や教員等に感染者が発生し、市独自の対処方針に基づく2週間の学級休業や休校を行った場合にもタブレットを活用し「授業のライブ配信」を実施してきました。
タブレットの利用環境はWi-Fiではなく、どこでも活用できる LTE対応(20G/月)であることから、自宅でもインターネットを利用して授業を受けることが可能となっています。
寝屋川市立小中学校の登校見合わせについて
・登校を見合わせる期間
2021年8月23日(月)~8月27日(金)
※ 24日から子どもたちの学びの保障のため「授業のライブ配信」を実施
※ 登校は、8月30日(月)から開始予定
※ 給食も、8月30日(月)から開始予定となっています。
(感染拡大状況等により変更する可能性あり)
・始業式
8月23日(月)にライブ配信で実施
・部活動
8月29日(日)までは原則休止
(大会への出場や発表会等、学校が必要と判断した場合を除く)
・修学旅行、府県間の移動を伴う教育活動
9月12日(日)までの間に出発するものは全て延期
・留守家庭児童会
8月23日(月)~8月28日(土)は、感染防止対策を徹底した上で、夏季休業期間と同様の保育を行う。
※ 夏季休業期間の保育時間 月曜~土曜 9時~19 時
(受入れは7時30分から可能、18時30分以降は延長利用扱い)
【参考】
・ 市立学校数 小学校24校 中学校12校
・児童・生徒数 小学校10,443人 中学校5,375人(令和3年5月1日現在)
実際の授業風景(寝屋川市立堀溝小学校)
寝屋川市立堀溝小学校でも、8月24日オンライン授業が行われました。
進行役の先生と生徒たちの質問を見逃さないようサポート役の先生を置いて授業を進めていました。
「これから2時間目の国語の授業をはじめます!礼!」と担任の沖原総太教諭がまるで、教室に児童が居て授業が行われているかのように始業の号令をかけ授業はスタート。
テーマは、寝屋川市が取り組む「ディベート」。
児童はそれぞれの家庭や留守家庭児童会でオンラインで授業を受けました。
授業を行った沖原総太教諭は、「子どもも学校が始まるのを楽しみにしていたので、残念なところもあるのですけれども、どのように楽しんで授業ができるかと常に考えながらやっておりました」と話されていました。
田原夕紀子教諭は、「子どもの命を最優先する。だけれども学びは止めてもいけないので、今できることを私たち教師も子供自身も、考えていきながらやっていくことが大切だと考えています。」と話されていました。
寝屋川市では今週金曜日まで登校を見合わせ、感染状況を見ながら来週月曜日の8月30日には対面授業に戻す方針ですが、感染拡大の状況によっては、変更する可能性もあるとのことです。
広瀬けいすけ市長は、「これまで選択登校制やオンラインによる授業参観を行うなど、授業のライブ配信ができる環境を整えてきました。こうした中でも、子どもたちの教育の機会は、しっかりと保障しなければならないと思います。」と話されています。
このオンライン授業の取り組みは、昨年からの寝屋川市の入念な準備と現場の先生方の対応する努力と研究によって成り立っていると言えます。
【寝屋川市】今週過去最多の感染者数を更新。8月23日からの新学期の小中学校の登校見合わせを発表。始業式、授業はライブ配信。
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