【寝屋川市】9月25日より京阪線・大津線減便。寝屋川市民には朗報かも?快速急行が増えて「プレミアムカー」サービスを実施。

京阪電気鉄道株式会社は、2021年9月25日(土)に京阪線・大津線においてダイヤ変更を実施します。

朝夕ラッシュ時間帯の運転本数を見直すほか、昼間時間帯(10時~15時台頃)は、各列車種別を1時間あたり上下それぞれ現行6本のところ、4本運転に減便となるそうです。
その代わりと言ってはなんですが、同時間帯において淀屋橋-出町柳間で快速急行を1時間あたり2本運転し「プレミアムカー」サービスを実施するということが、発表されています。

プレスリリースより

昨今の新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴い、人の移動を根幹とする京阪グループの運営に、幅広い影響が生じており、とりわけ鉄道事業を取り巻く経営環境は大きく変化していると言えます。
京阪グループでは、2020年11月発表の「京阪グループにおける今後の事業の方向性」に掲げる「構造改革」に基づき、お客さまの志向の変化や需要の平準化に対応するため、ウィズコロナ・アフターコロナの社会を見据え、利用状況に応じた運転本数の見直しや最終列車の繰り上げなどを実施するとのことです。

プレスリリースより

鉄道事業を取り巻く環境変化および新ダイヤの概要については次のとおりです。

1.鉄道事業を取り巻く環境変化について

 (1)利用状況の変化

新型コロナウイルス感染症の感染拡大を契機に、時差出勤やテレワークの普及等、京阪電鉄の事業活動に幅広い影響が生じており、京阪線における平日の輸送人員は、1日あたり約30%(対2019年比)の減少が続いています。なかでも、深夜時間帯においてはその傾向が特に強く、約70%(対2019年比)の大幅な減少となっています。

京阪線における輸送人員の増減率

※輸送人員は、2019年、2021年とも特定の調査日(4月)のデータ(2021年は緊急事態宣言期間外)に基づく

 (2)夜間保守作業の実施状況

軌道や電路などの鉄道施設の保守は、最終列車の営業終了後から始発列車までの限られた時間の中で行っています。作業の安全を確保するほか、始発列車の運行に影響を及ぼさないようひと晩あたりの作業量を抑制した作業計画を策定する必要があります。

《夜間保守作業の様子》

線路保守作業

プレスリリースより

また、近年では、鉄道施設の種類は増加し、高機能・多機能化が進んでおり、これに伴い保守作業量も増加しています。さらに、鉄道施設の保守も担っている建設業界では、慢性的な人材不足、若手の業界離れ等が問題となっており、労働力の安定的な確保が大きな課題となっています。このような状況のなか、最終列車の繰り上げによる作業時間の確保は、より効率的な作業計画の策定につながるとともに、年間の夜間作業日数を減らすことで必要な労働力の低減、あるいは、労働環境の改善による人材確保につながるという考えです。

架線交換作業

プレスリリースより

2.新ダイヤの概要について

(1)実施時期

2021年9月25日(土)初発より

(2)変更内容

○京阪線(京阪本線・鴨東線・中之島線・交野線・宇治線)について

■運転本数の見直し(平日ダイヤ)

時間帯毎に利用状況に応じた運転本数となります。朝夕ラッシュ時間帯の運転本数を見直すほか、昼間時間帯(10時~15時台頃)は、各列車種別を1時間あたり上下それぞれ4本運転いたします(現行6本)。また、同時間帯において淀屋橋-出町柳間で快速急行を1時間あたり2本運転し、「プレミアムカー」サービスを実施します。

・早朝時間帯

淀屋橋および中之島駅の始発列車時刻を以下のとおり変更します。

・朝ラッシュ時間帯

平日7時台および8時台に京橋駅に到着する下り列車(淀屋橋・中之島ゆき)の運転本数を63本から58本へと変更します。

・昼間時間帯

10時~15時台頃の各列車種別の本数を以下のとおり変更します。

※快速急行において「プレミアムカー」サービスを実施いたします。

・夕ラッシュ時間帯以降

平日17時~22時台の各列車種別の運転間隔を以下の通り変更します。

※交野線・宇治線についても同程度とします

・全車両座席指定「ライナー」の増発 
平日朝夕ラッシュ時間帯に「ライナー」を3本増発し、座席指定サービスの拡充を図ります。

■最終列車の繰り上げ(平日ダイヤ)

各線における最終列車を最大20分程度繰り上げます。主な駅の最終列車種別・行先・発車時刻は以下のとおりです。

※網掛けの列車については、4月30日(金)からの最終列車の繰り上げ実施により現在運転しておりません。

■土休日ダイヤについて

土休日においても全ての時間帯について見直しを実施します。昼間時間帯および最終列車の繰り上げについては、平日ダイヤに準じます。

○大津線(京津線・石山坂本線)について

■一部列車の運転区間見直し(平日ダイヤ)

石山坂本線において、昼間時間帯の一部列車の運転区間を見直します。昼間時においては、現行は石山寺-坂本比叡山口間を10分間隔で運転しておりますが、石山寺-坂本比叡山口間を運転する列車と石山寺-近江神宮前間を運転する列車を10分間隔で交互に運転します。京津線において大きな変更はありません。なお、大津線においては始発、最終列車に変更はありません。

■土休日ダイヤについて

土休日においても平日に準じ、昼間時間帯の見直しを実施します。

■学休期ダイヤの実施

石山坂本線において、沿線の学校が休みとなる春季・夏季・冬季期間の平日において「学休期ダイヤ」を今冬以降実施します。通常ダイヤから7時~9時台の運転本数を減らして運転します。なお、京津線では実施しません。

3.その他

上記のほか、京阪電鉄では「安全安心」のご提供を基本方針としたうえで、新技術の導入や運営体制の効率化など「構造改革」に関する施策に取り組んでいます。「安全安心」については、現在順次進めている駅施設のバリアフリー化対応につき、2021年7月より鳥羽街道駅にて新たにバリアフリー化工事(駅構内にスロープを新設)に着手し、更なる利便性の向上を図るほか、今年度中の京橋駅1・2番線へのホームドア設置を進めていきます。

また「構造改革」については、同じく2021年7月より橋梁等の鉄道設備の点検にドローンを活用する取り組みを本格的に開始し、高所作業を削減するほか、データ蓄積による故障予測など、より効果的・効率的な運営体制を目指します。今後も引き続き、新技術の導入や運営体制の見直しを図るなど、サービス向上を目指したいとのことです。

ドローンを活用した鉄道設備の保守作業の様子

プレスリリースより

参考リリース:「安全安心」のさらなる向上を目指した施策・サービスを展開します (2021年1月27日公表)

※変更後のダイヤの詳細については、準備が整い次第、京阪電車ホームページで公開されます。

プレスリリースより

寝屋川市内の香里園駅、寝屋川市駅は、元々特急が停車しなかったため、これまで、枚方市駅で下りて出町柳行き特急に乗り換えていた寝屋川市民にとっては、特急の減便に代わって快速急行が1時間に2本運転されることで、乗り換えなしで京都に行ける電車が増えるということになります。

実際、枚方市と樟葉に特急が停車するようになる前は、寝屋川市で急行に乗ればあとは寝ていても四条や三条についてましたよね。

快速急行のプレミアムシートを利用して小旅行気分を味わうのも良いですし、寝屋川市で座れればそのまま乗り換えずに京都まで座っていけると考えればうれしいニュースとも言えるのではないでしょうか。
寝屋川市は京阪電鉄とともに発展した街と言って過言ではありません。

コロナ禍でテレワークや大学のオンライン授業が進み、電車の乗車率は明らかに下がっています。
今回のダイヤ改正やホームドアの設置、5000系の引退は、時代とともに変化し、多様化する公共交通機関の在り方を象徴していると言えます。

減便もマイナスに受け取るばかりではなく、プラスに捉えてアフターコロナの世界を見据えた取り組みだと考えたいですね。

寝屋川市駅

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プレスリリースより

※各グラフはプレスリリースより

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