【寝屋川市】行政と民間の専門家集団が連携して空き家の課題解決へ「寝屋川空き家流通推進プラットフォーム」の設立。
寝屋川市は、空き家対策として、不動産関係団体7団体と連携協定を締結し「寝屋川空き家流通推進プラットフォーム」を2020年9月24日に設立しました。
人口減少と高齢化に伴い、現在、寝屋川市には、1,193 件の空き家があり、そのうち、リフォーム等による利用可能な空き家が約 700 件あるとされます。
空き家は個人所有のため、民間事業者が詳細な情報を得ることが難しく、流通が図れない一方で、所有者は、改修や相続など活用したくても様々な障壁を抱えている現状があります。
企画3課提供
このプラットフォームでは、不動産流通、建築関係の不動産、建築、法律、金融などの専門家団体が集まり、個別の物件に応じて、空き家の流通が阻害される要因の解決に向けた検討を行い、流通支援策の提案や専門事業者の派遣を行う等の支援を行うとともに、空き家に関する物件情報等は、市が所有者から同意を得 た上でプラットフォームへ提供する仕組みとなっており、このような取組みは、大阪府内の他自治体ではみられません。
また、市外から転入する子育て世帯が、プラットフォームで成約した空き家に付加価値を与えるリノベーションを希望する場合に最大150万円、リフォーム を希望する場合に最大 50万円を支援する制度を新たに設け、子育て世帯の定住促進を図ります。
<市の補助制度>
~ 有名建築家※による「デザイン設計」支援で「子育て世代」流入へ ~
プラットフォームで提案された空き家について、プラットフォームが推奨する有名建築家のデザイン設計(上限 100 万円)や工事(上限 50 万円)の費用に対する補助制度を導入し、担税力のある子育て世代へ新たな価値を提案することにより、市外からの流入を図る。
▶️リノベーション設計
・監理費補助
・対象者:プラットフォームが推奨する建築家と設計監理の契約を締結した所有者
(市外から流入する子育て世代)
・補助額:上限 100 万円(設計費の 1/2)
▶️リノベーション、リフォーム工事費補助
・対象者:プラットフォームを通じて購入した空き家でリノベーション、リフォーム工事の契約を締結した所有者(市外から流入する子育て世代)
・補助額:上限 50 万円(工事費の 1/2)
※有名建築家 西濱 浩次氏
・テレビ番組「大改造!!劇的ビフォーアフター」など出演多数
・住まいのリフォームコンクール優秀賞など受賞歴多数
<第2回寝屋川空き家流通推進プラットフォーム会議>
・日 時:2020年11月27日(金)10 時~
・場 所:市民会館4階 9会議室
・参加団体
宅建士、建築士、土地家屋調査士、司法書士、銀行
・内 容
新規案件3件 (接道がない、駐車場がない、長屋の真ん中、土地の高低差が大きい等)
第1回の会議では、『空き家を所有して賃貸を希望しているがどうしていいかわからない。』や『処分を希望しているが、所有者が意思表示できない。』などの案件が話し合われました。
これらの案件の進捗状況は、第3回で確認されることとなっています。
また、有名建築家の「デザイン設計」支援によるビフォーアフターは、わくわくしますね。
これが切り札となって「子育て世代」を呼び寄せることができれば、お互いにメリットがありますね。
「寝屋川空き家流通推進プラットフォーム」第2回会議開催の寝屋川市民会館はここ↓↓↓