【寝屋川市】京都大学 と 寝屋川市 が歯科疾患の実態と医療・介護利用について共同研究をスタート!歯科データを活用し新たな健康施策に!

寝屋川市は、2020年2月20日、歯科疾患の実態と医療・介護利用との関連を調べ、 疾患やフレイルの予防施策への活用を検討するため、京都大学と協定を締結しました。
大学との健康分野での共同研究は、大阪大学に続き2例目です。

京都大学歯科共同研究

広瀬慶輔寝屋川市長と京都大学医学研究科 医療経済学分野 教授 今中 雄一氏 寝屋川市企画3課提供

これまで成人歯科健康診査については、全国的にも研究がほとんどなされておらず、歯科口腔状態と疾病やフレイル予防との関連性は今後の課題とされています。
寝屋川市の成人歯科健康診査は、はがきによる個別受診勧奨や歯科医療機関との連携を積極的に実施していることから、年間約 3,000 人の市民が受診しており全国や大阪府よりも高い受診率を維持しているそうです。
そのため、他の自治体と比較してより多くの健診データを蓄積している点に着目し、関心を持っていただいた京都大学と、共同で研究する運びとなったものです。
今回の研究では、成人歯科健康診査のデータを分析し、関連データ等を用いて他市町村と比較することで、市民の歯科口腔状態を明らかにします。
研究成果は、今後、効果的な疾病予防や重症化予防、介護予防など市民がより健康に過ごせるための施策の立案・実施に活かしていくことが期待できます。

歯科

写真はイメージです

(1)主な研究内容
1.成人歯科健康診査の統計調査
年度別、年齢別の現在歯数、歯周病の有無・重症度等についての基本統計や、歯科疾 患実態調査、大阪府市町村歯科口腔保健実態調査などの公的データを用いて、他市町村のデータと比較します。
2.成人歯科健康診査データとレセプト・特定健診情報等の総合的な解析
成人歯科健康診査、医科・歯科・介護のレセプトデータ、特定健診・特定保健指導の 情報などを結合し、歯科口腔状態と糖尿病や心・脳血管疾患との罹患率の関連性を調べ、 残存歯数と認知症・フレイル予防効果的な疾病予防、重症化予防、フレイル予防等への活用を検討します。
(2) 共同研究機関
国立大学法人京都大学
医学研究科 医療経済学分野 教授 今中 雄一氏
(3) 研究期間
令和5年1月31日まで
【参 考】
◆ 成人歯科健康診査事業
1 概要 成人の歯の喪失につながる歯周疾患等の早期発見・早期治療を図るため、対象者に受診券を送付し、市内成人歯科健康診査取扱医療機関にて受診する。
2 対象者
年度末年齢が 30、35、40、45、50、55、60、65、70 歳の市民
3 健診内容
問診、口腔内の状況(う蝕歯)、欠損補綴の状況、歯周疾患、エックス線撮 影、歯面清掃、口腔衛生指導及び助言
4 自己負担金1,000 円 ※生活保護世帯、市民税非課税世帯、70 歳の人は無料
◆ 寝屋川市で実施している歯科疾患予防に係る取組
・歯の健康展(市歯科医師会共催)毎年6月第一土曜日
・対象者に個別受診勧奨のはがき送付
・受託歯科医療機関に啓発ポスターの掲示
京都大学医学部はここ↓
(neyamon)
neyamon

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