【寝屋川市】号外NETが広瀬けいすけ市長に直撃インタビュー!いじめゼロに向けて監察課設置のその後はどうなっていますか?

2019年12月26日、寝屋川市役所にて号外ネット寝屋川担当記者が広瀬市長に単独インタビューをさせていただきました。

【寝屋川市】いじめは絶対に許さない!寝屋川市が機構改革『いじめゼロ』へ新アプローチ!

寝屋川市広瀬市長
号外ネット「ご多忙のところ、お時間をいただきありがとうございます。早速ですが、広瀬市長は就任以来、7ヶ月という短い間に様々な改革を進めてこられ,そのひとつとして2ヶ月前にいじめゼロに向けて監察課を設置されましたが、その後どうなっていますでしょうか?」

広瀬市長 「監察課では昨年度分のいじめと認知されたケース172件と今年度の128件の合計300件について、いじめられた児童と加害児童の両方に直接確認をしています。中には学校からの報告で、もう終わったとされている案件もありますが、本当に終わっているのか1件ずつ確認しています。この場合の鉄則として教育委員会や学校長、教員ではなく当事者である被害児童に直接会って1次情報から当たるようにしています。」

号外ネット「今までいじめの事案は先ず学校内で対処し、指導、教育の観点からアプローチしてきた経緯とは逆に、当事者である被害児童の状況に寄り添った観点で聞き取り調査を進めているということですね。大変、画期的なことだと思います。」

広瀬市長 「直接会って面談をした300件のうち終わったことが確認されたケースが246件、今後も見守っていく教育的なアプローチで対処していくケースが51件。そして監察課による行政的アプローチに移行した案件が3件あります。」

号外ネット「短期間に昨年度分と今年に入ってからの案件についてつぶさに聞き取りを進めておられるのですね。やはりこいうことはスピード感が大切ですね。時間をかけているうちに大切ないのちを断ってしまうようなことが起きてしまってからでは何もなりません。」
監察課
広瀬市長「これまでいじめが起きてしまったことを担任の先生がひとりで何とかしようとしても解決には至らなかった。それはその先生の能力が足りないからではなく、そもそも教育的なアプローチだけでは解決できない限界があったということなのです。寝屋川市に特にいじめが多いというわけではなく、全国的に頻繫に発生していることを考えるとこれまでのやり方ではいじめを抑え込むことはできないと判断しました。」

号外ネット「なるほど、大変実効性のあるやり方ですね。この2ヶ月で直接監察課に通報や相談があった案件はどのくらいですか?」

広瀬市長「直接相談があったのは29件です。その中で、行政的アプローチが必要な案件が7件なので、先の3件と合わせて10件の監察事案について短期間での抑え込みをしていきます。2週間を目安として1ヶ月に及ぶものについてはわたしに報告を上げるようにしていくという体制を取っています。」

号外ネット「それは素晴らしい取り組みですね。これまでいじめられた児童が不登校になり、長期欠席を余儀なくされてきた状況からするとスピード感を持って対処していくことが何より大切だと思います。子どもにとっていじめられて学校に行くのが辛い期間など、少ない方がいいに決まっていますし、傷が深くならないうちに被害児童、加害児童という視点を持って対処することで問題解決も早まりますね。」

広瀬市長「そうです。それと合わせて、学校や教育委員会から報告が上がってくるのを待つのではなく、こちらから攻めの情報収集をしていきたいと考えています。
その第一歩として、来年1月から毎月一回、子どもたちや保護者からアンケートを取り、そのまま折り畳んで封筒にできるような形にして、学校を介さずに直接監察課に返信してもらう方法を取っていきます。こうすることにより、今まで言えなかったいじめを早期に発見することにつなげます。」

号外ネット「発想力も素晴らしいですが、それを思いついたら先延ばしにせずすぐに予算化して実行に移すところがさすが広瀬市長ですね。」
寝屋川市役所
広瀬市長のいじめをゼロにしたいという熱い思いが伝わりました。
大人の都合ではなく、子どもの目線に立ったいじめ問題へのアプローチ、今後が期待されます。
これにとどまらず、まだまだ広瀬市長の改革は続きます。
年末年始でインタビュー記事を特集していきます。

寝屋川市役所はここ↓


(neyamon)

neyamon

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