【寝屋川市】寝屋川市立堀溝小学校で人間国宝による能と囃子、世阿弥の名作『高砂』の上演、エアー鼓の体験も!

寝屋川市立堀溝小学校の50周年記念公演『能楽と囃子』が2019年11月25日に開かれました。

【寝屋川市】堀溝小学校創立50周年記念公演『能楽と囃子』人間国宝 大倉源次郎師が来校されます!

朝一番に第1部として児童向けの公演が行われ、人間国宝大倉源次郎師より模範演奏、楽器の紹介などのあと、エアー鼓や『高砂』を実際に謡う体験をさせてもらい子どもたちは目を輝かせていたそうです。
筆者は第2部の一般向け公演に参加させていただきました。堀溝小学校
こちら、寝屋川市立堀溝小学校、周りは四條畷市や門真市に接していてこの地区はちょうど寝屋川市の尻尾の部分に当たります。
今年は、開校50周年の節目の年で垂れ幕に描かれているイメージキャラクターは、昨年6年生だった児童が描いた作品が選ばれたそうです。垂れ幕先ず最初に人間国宝大倉源次郎師より能楽についてのお話がありました。大倉源次郎能楽のルーツは奈良時代の「猿楽」です。

奈良時代の日本は海外との交流が盛んで中国大陸からはさまざまな芸能が伝来しました。
なかでも曲芸や幻術、歌舞や音楽、物まねなど雑多な内容を持つ「散楽」という大衆的な芸能は最も人々に親しまれたそうです。
それ以前から日本にあった芸能と混じり合い、滑稽な物まねや短い寸劇などが演じられることが増えこれが狂言の原型のようなものとなったようです。
「散楽」という名も、滑稽という意味を持つ「猿楽(さるがく)」へと変わっていきました。

猿楽と田楽

猿楽と田楽
『職人尽歌合(七十一番職人歌合)』模本
(東京国立博物館所蔵)

同じ頃舞を中心としながら、散楽のような曲芸も取り入れた「田楽」という芸能も大いに隆盛し、猿楽と田楽は、ともに「座(ざ)」という専門的な芸能集団によって演じられ、「猿楽能(さるがくのう)」「田楽能(でんがくのう)」と呼ばれる劇形式の芸能も演じていたそうです。
公家や武家からも大きな人気を集めていた田楽と競い合いながら、猿楽は発展していったそうです。

囃子エアー鼓の体験や高砂を謡う体験なども織り交ぜてくださり、あっという間の1時間でした。能楽保護者や地域の方々も沢山来場されていて皆さん真剣に聞き入っておられました。舞最後には能面をつけての舞と人間国宝大倉源次郎師の小鼓の演奏で締めくくってくださいました。記念公演体育館には50周年おめでとうの飾り付けがしてありました。体育館こちらは全校生徒の顔写真を集めて作ったモザイクアート、お見事です。モザイクアート
寝屋川市立堀溝小学校はここ↓

(neyamon)

neyamon

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