【寝屋川市】“誰かの力になれる場所”を目指して 大学生が創り上げたカフェ「Chotto」香里園に誕生!
香里園駅近く、寝屋川市郡元町に「Chotto(ちょっと)」というカフェがオープンしています。
2025年5月17日にオープンしたChotto。店長は大学3年生の大森さんです。
ちょっと寄って、ちょっと落ち着いて、
ちょっとほっこりするような場所にしたくて。
そんな思いから名付けたカフェ。誕生までのストーリーを尋ねました。
DIYで作った小さな隠れ家
お店はコツコツとDIY作業を重ね、9ヶ月間かけて仕上げたといいます。DIYが得意なお父さんをはじめ、家族の力を借りながらみんなで作ったカフェです。
お菓子作りは幼馴染からレクチャー
お菓子作りは初心者だったという大森さん。お菓子づくりが好きな幼馴染からレシピのアイデアや作り方のレクチャーを受け、メニュー化に至りました。
ときには、二人で一緒にお店に立つこともあります。
人気だという「キャラメルのバスクチーズケーキ」は、ほろ苦いソースと濃厚なチーズケーキのバランスが絶妙な一品です。
さらにバニラアイスまでトッピング。甘党にはたまらない極上スイーツになっています。
ショーケースに並ぶディアマンクッキー。好きな味を3つ選び、持ち帰りにもイートインにもできます。
厚みがしっかりあり、食べ応え抜群のクッキーです。
「この場所を活かせないか」と相談を受けて
大森さんがChottoをオープンするに至ったきっかけは、カフェの隣でキックボクシングのパーソナルジム「RYU Personal GYM」を運営しているお兄さんにあります。
管理者からの「隣のスペースが空いている。どうにか活かせないだろうか」という話がお兄さんを通して大森さんに伝わり、「何かできないだろうか」と考えはじめました。
最初はレンタルスペースなどの活用法も視野にありましたが、「老後ちょっとやってみたいと思っていた」というカフェをオープンすることに。
自身が起業した経験を活かしてのカフェ経営
じつは大森さんは学生起業家。株式会社Winttleという会社の共同代表を務めています。Winttleは、2022年度から高校の学校教育(中学校は2021年度)に導入された「探究学習」をサポートする会社だそう。
大森さん自身は「探究」がカリキュラム化された初年度に高校生活を送っていました。当時、念願だった「受け身ではない教育」を受けられることに歓喜したものの、教育現場の困惑を手に取るように感じたという大森さん。先生のサポートをしたいという思いを抱き、活動をはじめたといいます。

Winttleとしての活動風景例 (画像提供:大森さん)
業種は異なりますが、その経験がカフェの経営にも役立っているそうですよ。
頑張っている人の役に立つお店にしたい
地元である箕面市から遠く離れた寝屋川の地にオープンしたため不安もありましたが、友人がたくさん駆けつけてオープンを祝ってくれたことで「頑張ろう!」と決意がより固まったという大森さん。
「もし今後「探究学習」で商品開発などに携わる生徒がいれば、カフェとしても協力したい。頑張っている人の力になりたい」と話します。
確かな想いとともに、少しずつ育っていくChotto。まだメニューは多くありませんが、どれも思わず試してみたくなるスイーツやドリンクばかり。 そのひとくちが、今日のあなたを“ちょっと”だけ後押ししてくれるかもしれません。
「Chotto」ができた場所はこちら↓