【寝屋川市】組み立てて飾れる! 新感覚の「立体アクリルスタンド(京阪電車)」を生み出したのは寝屋川のお掃除会社!?

大阪府寝屋川市出雲町にある渡辺車輌工業株式会社は、鉄道・バス清掃事業やハウスクリーニングなどを手がけています。そんなお掃除会社が、珍しい「アクリルスタンド」を考案しました。

立体タイプの京阪電車アクリルスタンド! 

京阪電車の「3Dアクデン」

渡辺車輌工業株式会社提供

それは、立体タイプのアクリルスタンド「3Dアクデン」です。奥行きがあり、模型としての要素も持ち合わせています。

現在販売されているのは京阪電車600形の615号車・616号車ですが、2025年4月18日深夜0:00からは京阪8000系の単品商品も発売スタート。

京阪8000系の3Dアクデン

イメージ写真(渡辺車輌工業株式会社提供)

そんな「3Dアクデン」について、渡辺車輌工業株式会社に取材を進めました。

まるで写真!? 精巧なグラフィックデザイン

現物の写真

まるで写真のように見えるプリントは、デザイナーの手により作成されたグラフィックデザイン。京阪電鉄株式会社の公式ライセンスを取得しており、まさに京阪電車「お墨付き」の商品です。

こだわった天井部分

とくにこだわったというのが天井部分。電車上部の動画を撮影するなどしてデザインを作成し、普段はなかなか見ることのできない車両のレアな姿を再現しました。

外で撮る3Dアクデン

そんな精巧なデザインを最大限に活かしているのがアクリルという素材。透明度の高いアクリルだからこそ、濁りのない印刷が叶いました。

「3Dアクデン」を実際に組み立ててみた!

組み立てスタート

では、早速「3Dアクデン」を組み立てていきます。(向かって左側が615号車、右側が616号車)

土台から外していく

くり抜かれてあるので、土台を持ち上げるだけでパーツが簡単に外れます。

パーツを組み立てていく

付属の説明書を見ながら、パーツを組み立てていきます。

3Dアクデンの組み立て写真

まずは天井・側面パーツから。アクスタというと台座にカチッとはめ込むだけのものが主流なので、組み立てるというのが新鮮です。複雑すぎないから不器用さんでも大丈夫。

正面パーツを入れる

続いては正面・後面パーツをつけていきます。ちょっとコツがいる部分もあり、それがまたやりがいがありました。

車両本体を線路にセット

車両本体ができたら、土台にセット! 

土台には線路がプリントされています。土台も含めて全体で一つのデザインになっているのも、高い意匠性に繋がっていますよね。

615号車・616号車を連結

最後に連結させたら…

連結が完成した写真

できあがり! 車両同士の間隔もなかなかリアルです。

600形京阪電車の3Dアクデン

このモデルは滋賀県大津市を走る1編成2両の電車なので、この状態が本物と同じ編成。どちらか1車両だけ入手してみたいという方は、片方だけの単品販売もありますよ。

2両編成だからこそ叶う、沿線風景の再現

水彩画の背景台座と3Dアクデンとの写真

専用の背景つき台座も、二種類別売りされています。一つは琵琶湖の写真風景で、もう一つがこちらの水彩画風景。描かれているのは大津沿線の「石山寺の多宝塔」「日吉大社の鳥居」「琵琶湖を見下ろす坂本の町並み」です。

2両編成だからこそ、台座の上で京阪沿線風景の世界観が完成するんですね。

水津俊和氏による風景画

この風景画を描いたのは画家・水津俊和氏。大阪市立工芸高等学校(※現在は大阪府立)美術科を卒業し、京阪電気鉄道株式会社宣伝部のグラフィックデザイナーとして活躍した水津俊和さんが、このために描き下ろした水彩画です。

実店舗での販売も

3Dアクデンはネット販売もありますが、いくつか店舗での販売もあるそうです。寝屋川市から近いところであれば守口市の京阪百貨店や、JR星田駅前にあるギャラリーカフェなど。(2025年4月現在) 

三条駅の最寄り市

商品展開数が多いのは京阪・三条駅の「もより市」だそうで、実際に見てみたい、という方はチェックしてみるといいかもしれません。

ディスプレイの様子

このような感じで、上下二段にわたってディスプレイされていました(2025年3月撮影時のディスプレイです)! お店の方によると、お客さんの評判もいいそうですよ。

写真風景の台座

写真風景台座も飾られていました。

京阪電車に携わる「渡辺車輌工業」だからこそ生まれたアクスタ

そもそも、お掃除会社である渡辺車輌工業株式会社がなぜ京阪電車のアクスタを作るに至ったのでしょうか?

寝屋川市駅の看板

そのきっかけは、渡辺車輌工業と京阪電鉄との深い縁にあります。というのも、渡辺車輌工業は京阪電車車両の清掃を約半世紀にわたって行なっている会社だから。

「寝屋川・淀・四宮・錦織」の車庫にて、車両の洗浄から車内の清掃、座席シートやつり革の除菌

のほか、電車のステッカー施工や駅構内の清掃など、あらゆる面で京阪電車の運行を支えています。3Dアクデンの考案は、お世話になっている京阪電車をモデルに、何か作ることはできないだろうか? とアイデアを巡らせた結果生まれたものだそうです。

好きなアングルで写真撮影を楽しめる

撮影したアクデン

ただ飾るだけでも絵になりますが、光を通すアクリルだから屋外での撮影も綺麗に映ります。

本物の電車だとなかなか叶わないアングルも、持ち運べるミニサイズだから実現可能。鉄オタはもちろん、ミニチュア好きにも刺さる新感覚のアクスタですよね。

渡辺車輌工業株式会社」はこちら↓

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