【寝屋川市】8月23日、24日は地蔵盆。地域のお地蔵様の提灯に灯がともり、先祖を供養、疫病退散を祈ります。
8月23日、24日は地蔵盆。地域のお地蔵様の提灯に灯がともり、先祖を供養、疫病退散を祈ります。
地蔵盆とは子どものためのお祭りであり、子どもの健やかな成長を願ってお地蔵様を供養する行事ですが、主に関西で行われている行事で寝屋川市でもお地蔵様の提灯に灯がともり、果物やお菓子がお供えされています。
地蔵会(じぞうえ)は毎月24日とされていますが、旧暦の7月24日前後2〜3日間に行われる地蔵菩薩のお祭りのことを「地蔵盆」と言います。
地蔵盆では、お地蔵様のある町内の人々がこの日にかけてお地蔵様の像を洗い清めて新しい前垂れを着せ、祠を飾り付けて、地蔵の前に集って灯籠を立てたり供え物をしたりして祀ります。
地蔵盆には、地蔵の据えられる祠の周囲などに、地蔵盆独特の提灯が飾られます。
かつては旧暦の7月24日前後で行われていた地蔵盆ですが、現在では月遅れの8月24日前後2〜3日間で地蔵盆を行うという地域が多いようです。
お地蔵様のことを「地蔵菩薩(じぞうぼさつ)」と言いますが、この地蔵菩薩の縁日(えんにち)を「地蔵会(じぞうえ)」と呼びます。
ここで言う縁日(えんにち)とは「特定の神仏と縁を結ぶ日」と言う意味があり、この日にはお祭りや供養といった行事が行われます。
こちらは太秦のお地蔵様ですが、朝から地域の方々が集まってお飾りをされていました。
毎年、8月23日、24日の二日間行う地蔵盆ですが、去年と今年は規模を縮小して、23日だけで行うとのことでした。
昨年はこのような華やかな灯篭が飾られていましたが、今年は無かったので、おたずねしたところ、これは、初盆を迎えたご当家が、奉納されるとのことで、今年は町内に初盆を迎えるお宅がなかったということを示します。
夜に再び訪れてみると、提灯に灯がともり、三々五々と人が集まり、お向かいの太秦寺の僧侶による読経がありました。
今年も昨年に引き続き、新型コロナウイルスの影響で、一部行事の内容を変更し1日で行います。
本来なら、2021年8月23日が始業式で、二学期が始まるところでしたが、今年はオンラインでの始業式が行われ、明日以降もzoomによるライブ配信が行われる寝屋川市内の小中学校。
そんな状況の中ですが、子どもたちにはお菓子が配られ、もらったお菓子を手に笑顔がみられました。
お地蔵さんも静かに見守ってくださっています。
寝屋川市内の各所にお地蔵さんはありますが、行事は中止したり、規模を縮小しているところが多いようです。
例年になく涼しい8月23日でしたが、子どもたちの心に夏の日の思い出が刻まれたことでしょう。
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