【寝屋川市】4月からねやがわ乗合い事業開始!シルバー世代の移動手段確保へ3者がタッグ!寝屋川市が大阪タクシー協会・京阪バスと連携協定を締結 。
寝屋川市は、交通利便性の向上を図るため、2021年4月からタクシーを活用した「乗合い事業」と「バス利用促進事業」を実施することになりました。
これに先立ち、2021年2月9日、寝屋川市役所にて、大阪タクシー協会、京阪バス株式会社と「乗合い事業」及び「バス利用促進事業」連携協定を締結しました。
乗合い事業の実施区域は、 市内でも特に急な坂や狭い道路が多く、路線バスなどが走っていない成田地区、淀川沿いで買い物をするところが近くにない仁和寺地区、寝屋川市の南端で四條畷市や門真市と隣接する堀溝地区などの3地域で、今回、対象エリアの範囲を拡大して実施するとのことです。
社団法人大阪タクシー協会 坂本栄二会長と「乗合い事業」についての協定書を交わす広瀬慶輔市長。
事前登録や事前予約なく、要求に応じて対応するオンデマンド方式で、区域内が無料で利用できるのは、大阪府内初の取り組みです。
続いて京阪バス株式会社 鈴木一也社長と協定書が交わされました。
「バス利用促進事業」は、公共交通の維持と、市民ニーズを踏まえて、新たにシルバー世代や妊婦等を対象に通常230円の路線バスが現金100円で利用できるバス利用券を配布するとのことです。
左から後藤浩之大阪運輸支局長、一般社団法人大阪タクシー協会 坂本栄二会長、野澤和行近畿運輸局長、広瀬慶輔寝屋川市長、京阪バス株式会社 鈴木一也社長 、市川克美寝屋川市副市長。
広瀬慶輔市長より、「寝屋川市は1960年には5万人だった人口が15年で25万人にまで増えるという時代を経験しています。当時20代~30代の若い世代が寝屋川市に移り住み、市内で持ち家に住んで40~50年が経ち、その方々がシルバー世代となり、自転車での移動が困難になってきているという事実があります。都市部における高齢化社会への対応として、第3の公共交通網として、乗合事業とバス利用の促進事業について協定を締結することとしました。」との挨拶がありました。
【寝屋川市】高齢者や妊婦などが無料で利用できる「ねやがわ乗合いワゴン」の市内 3か所での実験導入がスタート
寝屋川市では、2019年12月から実施している「乗合いワゴン」の実証実験を踏まえ、この度、内容をリニューアルして「乗合い事業」を実施することとなりました。
「乗合い事業」は、シルバー世代や妊婦等が電話1本で、区域内は無料、区域外は300円でタクシーを利用できるものです。
寝屋川市の高齢化率は 29.6%で、大阪府の平均 27.6%より高く、今後、自転車・自動車の利用ができない高齢者が増加し、より便利で身近な公共交通のニーズが高まっていくと考えられます。
試行期間は、市が所有するワゴン車による乗合ワゴン事業としてスタートさせましたが、実際の運用では利用の時間帯が重なってしまうことやタクシーやバスと競合してしまう側面があり、今回、タクシー協会と京阪バスと連携協定を結ぶことによってお互いに協力する体制を整えました。
2019年の12月から始まった試験導入の実験結果と、今回、内容をリニューアルするに至った経緯については、こちらの記事をご覧ください。↓↓↓
【寝屋川市】京阪バスが「タウンくる」寝屋川市内線、寝屋川音羽町線の運賃改定を申請。2021年2月から実施予定。乗合ワゴンの実証実験結果は?
両事業の実施による相乗効果により、利便性向上、シルバー世代の外出促進などを図るとともに、今後、市域全体への運用拡大を見据え、 新たな交通体系を構築していきたいと考えているとのことです。
寝屋川市役所はここ↓↓↓