【寝屋川市】寝屋川市の歴史を紐解くシリーズ第7弾!必見!寝屋川市指定文化財『西正寺絹本着色方便法身尊像』特別公開!
寝屋川市文化芸術月間の一環として、2020年11月6日~11月9日までの4日間限定で、太間町の西正寺で寝屋川市指定文化財『絹本着色方便法身尊像』が特別公開されます。
西正寺は、郷土である茨田宋在衛門が、本願寺中興の祖とされる蓮如の弟子となって、釈順喜と称し、『南無阿弥陀仏』の六号名字を受けて開かれたと伝えられています。
境内には菊が綺麗に咲いています。
『絹本着色方便法身尊像』は、浄土真宗本願寺派の布教活動に伴って、本山である本願寺より下付された阿弥陀如来を描いた仏教絵画です。
「文亀二年(1502)五月九日 河内国茨田郡太間村 釈順喜」に本願寺九世実如(きゅうせいじつにょ)から下付されたことが裏書に記されており、市内最古の紀年を持つ絵画です。
『絹本着色方便法身尊像』は、親指と人さし指を合わせ、右手を胸の高さに上げ左手を下げた摂取不捨印(せっしゅふしゃいん=浄土真宗の特徴を表す姿)の阿弥陀如来像図です。
阿弥陀の本願を表す四十八条(しじゅうはちじょう)の光明を放って蓮台上に立っています。
『絹本着色方便法身尊像』は、撮影禁止となっております。
こちらに掲載の写真は寝屋川市教育委員会社会教育部文化スポーツ室にご提供いただいております。
絹本着色については、絹地に彩色が施されていることを示しています。
次に方便法身ですが、法身と呼ばれるものには、二種あります。
裏書(うらがき)には文亀2年(1502)に下付されたものとあり、寝屋川市で最古の年紀をもつ絵画であるとともに、寝屋川市における浄土真宗の展開を示す資料として貴重なものです。
通常は非公開ですので、是非この機会にご覧ください。
拝観料及び事前予約は不要です。
新型コロナウイルス感染症防止対策のため、必ずマスクを着用してください。
昨年は、菅原神社と西正寺、同時に特別公開が行われていましたが、今年は菅原神社は公開期間を終了しています。
昨年、菅原神社も取材しておりますので、こちらの記事をあわせてお読みください。↓↓↓
西正寺はここ↓↓↓